ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

11月9日、女性、医療従事者、学生、年金生活者による反政府デモ行進、爆発、火災

2020-11-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 11月9日、月曜日恒例の年金生活者によるデモ行進が始まり、すぐに医療従事者、女性、学生が合流しました。あのニーナさんもいます。

 ヤクプ・コーラス広場ではボランティアがお茶や軽食を配っています。

 

 ミンスク言語学大学の学生の保護者は学生の退学処分に反対する意見書を大学側に提出しました。

 ベラルーシ芸術アカデミーの学生も退学処分を受けています。

 ベラルーシ大学の教員が大学の方針に反対するビデオメッセージを作成しました。

 各大学で座り込みデモが始まりました。

 

 ストライキなどでよくニュースに取り上げられるようになったグロドノ・アゾトの工場内で爆発が起き、火災が発生しています。一部が燃えただけで負傷者などはないようです。またこの火災はストライキや反政府デモとは無関係のようです。

 しかし、ストとは関係なく当分の間工場の一部が操業できなくなるのは当然ですね。

 

 午後2時すぎミンスク市内の駐車場で爆発が起き、4つの屋根付きガレージが全壊。2つが半壊。7台の車が損壊しました。

 死傷者はいません。爆発の原因は不明ですが、事件として調査委員会(警察)が調査を始めました。

 

  同じく午後2時すぎ、バラノヴィチの貯油施設で爆発があり、黒煙が上がりました。数人の作業員が火傷を負い、一人が入院したようですが命に別状はないそうです。爆発の原因は、施設内で貯蔵タンクの修理を行なっていたところ、近くの軍の駐屯場でガスと空気が混ざり合い、爆発が起こったそうです。(私にはこの説明はよく飲み込めませんでした。)

 

 11月7日に正式に稼働を始めたベラルーシ原発第一原子炉でトラブルが起きたようです。昨日(11月8日)の午前中発電を停止したという情報がネット上で流れました。今日(11月9日)複数の変圧器が圧力に負けて爆発し、壊れたので部品交換が必要だとベラルーシ・エネルギー省は発表しています。

 

 野党調整委員会の幹部メンバーだったマクシム・ズナク氏が拘留される期間が延長されました。来年1月9日まで釈放されません。

 ゴメリで口髭をつけたぬいぐるみを作って画像撮影をし、ネットで拡散させた女性の裁判があり、罰金刑を言い渡されました。

 

 在ベラルーシ・イギリス大使館に勤務していた外交官2名に対して、国外退去命令を出したとベラルーシ外務省が発表しました。実際にはこの二人はすでにベラルーシから出国しています。


ベラルーシのコロナウイルス10万7262人。死者数1011人

2020-11-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 11月9日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は107262人になりました。1日の新規感染者数は983人です。

 死者数は1011人になりました。

 91393人が回復しました。

 

 ゴメリ州は独自のコロナウイルス対策を始めました。主にマスク着用の義務化です。

 また大学によっては、マスク着用義務化するところも出てきました。

 今のベラルーシの対策方法は、地域ごと、場所ごとによって異なるという状態です。


多言語文学会「文学で繋がる世界」2020

2020-11-09 | 日本文化情報センター

 2020年10月25日、日本文化情報センター日本語教室の生徒のうち、N1・N2・N3クラスの有志と日本人ゲストが集まって多言語文学会を行いました。

 これは自分の好きな詩や小説の一節などを外国語で朗読し合う会のことです。一応、自分の母国語でない言語を使ってくださいね、という条件でした。

 その結果、5ヶ国語(日本語、ベラルーシ語、英語、フランス語、ペルシア語)による文学会となりました。

 参加者と朗読した作品名はこのとおりです。

エカチェリーナ・カチャノワ、英語、エドガー・アラン・ポーの詩「Alone」(一人)。

アレクセイ・マルザリューク、日本語、聖飢魔IIの歌「蝋人形の館」モノローグ。

ユリヤ・シャバノヴァ、フランス語、ジャック・プレヴェールの詩「Pour toi mon amour」(君のために 恋人よ)、ヴィクトル・ユーゴーの詩「Demain, des l'aube...」(あした 夜が明けて)。

オクサナ・ドロズド、日本語、中原中也の詩「汚れっちまった悲しみに」。

イローナ・カルポワ、英語、ジョージ・オーウェルの小説「1984」一部。

辰巳雅子、ベラルーシ語と日本語、シャルヘイ・ジャルハイの詩「広島」。

玉山統悟、ペルシア語、シーラーズのサアディーの詩集「薔薇園」から一編の詩。

カチェリーナ・グラムボツカヤ、英語、ウイリアム・シェークスピアの「SONNET 130」。

アーラ・ラゼルコ、日本語、松尾芭蕉の俳句、四句。

イリーナ・グリゴリエワ、英語、自作の詩「Village gardens」。

辰巳結重、日本語、早口言葉の紹介。

エヴゲーニイ・パンチュホフ、日本語、Mongol800の歌「小さな恋の歌」。

 

 本当は母国語である日本語で私は「広島」の詩を朗読する予定ではなく、ベラルーシ人生徒の一人が読むつもりで練習していたのです。しかし、病気のため参加できなくなったので急遽、私が二カ国語で朗読しました。

 他にも病欠の生徒がいて、楽しみにしていたのに来られなかった人もいるので、いつかまた多言語文学会を開きたいと思います。(早くコロナウイルス感染拡大が収束してほしいです。)

 幸い参加できた生徒にとっては貴重な経験になったと思います。

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 ようやく動画が完成しました。(^^)

 YouTubeで視聴できますので、ぜひご覧ください。リンク先はこちらです