11月20日、白と赤にきれいに塗られていた日本文化情報センター近くの児童公園の竜の像が、区の管理局によって、汚く全身緑と赤に塗られていた件について続報です。
21日から22日の夜にかけて、誰かが、再びきれいに白と赤に塗り直しました。この夜、ミンスクの気温はマイナス6度。誰が塗り直したのかは分かりません。8月にきれいに白と赤に塗った人(この人は身元を明かさず取材に答えています。)と同一人物かもしれませんし、20日の報道を見て、自分が塗り直すぞと思った誰かなのかもしれません。
また汚く赤と緑に塗り直されるかもしれません。(区役所からペンキ代の予算が出たらの話ですが。)でもまた誰かが必ず白と赤に塗り直すでしょう。
ミンスク市内の団地内にある子どもの遊び場に、エッフェル塔のような形をしたモニュメントが遊具と並んでありました。これを誰かが白と赤に塗ったのですが、今日、消防とレスキュー隊員によって、鉄製のエッフェル塔が土台から切断されました。そして重機を使ってエッフェル塔を丸ごとどこかへ運んでしまいました。
赤と緑に塗り直しても、また誰かがすぐに白と赤に塗り直すので、こうなったら遊具ごと撤去する方針に変えたようです。
あのセメントの竜の像はどうなるのでしょう。叩き壊されるのでしょうか・・・。
今日も朝から護送車や軍用車が各地に配置されました。
地下鉄の駅も閉鎖されています。今月7日に開通した新しい地下鉄駅もまた閉鎖。10箇所の駅が利用できません。
今日は地下鉄だけではなく、ミンスク市中心部のバス停も利用できなくなっています。
午後12時過ぎ、モバイルの接続が遮断されました。
ミンスク市内各地で反政府デモ集会が始まり、少しずつ合流し、デモ行進になりつつあります。
もうベラルーシは積雪もあり、寒いので人の代わりにじゃがいもに目鼻を描いて、紙で作った白赤白の小旗を挿して、そのじゃがいもを街中の目立つところに大量に並べて、デモ集会をじゃがいもに代わりにさせているところもあります。
午後1時ごろ地下鉄カメンナヤ・ゴルカ駅の出口と近くにあるショッピングセンターの間で、治安部隊がデモ集会参加者に向けて閃光弾を複数回発射しました。
午後1時20分ごろ、地下鉄カメンナヤ。ゴルカ駅が閉鎖されました。
30分後、地下鉄ペトロフシチナ駅が閉鎖されました。
その周辺の道路も片側通行になっています。
ノルウェーのオスロ、ドイツのケルン、ロシアのペテルブルグなどでもベラルーシ反政府デモを支持するデモが行われました。
夕方4時過ぎ、地下鉄が全駅開通しました。
今日も300人以上が身柄拘束されました。その中には、治安部隊に小銃を頭に向けられ、両手を上げているところを拘束された人もいます。