2023年2月7日。ウクライナ侵攻から350日目

　2023年2月7日。

　2022年の大統領選で抗議運動に参加するなどして、出国したものの今は帰国を希望するベラルーシ人は、遅くとも2今年12月31日までに申請書を提出しなければならない、という法律ができました。
　この申請書を締め切りまでに出せば、すんなり帰国できるというわけではなく、犯罪を犯していないか審査にかけられ、それでも問題がなければ帰国できます。
　

　ガスプロムとその子会社であるガスプロム・トランスガス・ベラルーシは、2023年から2025年までベラルーシにガスを供給する契約をしました。これでしばらくベラルーシのエネルギー問題は起こりそうにないです。もっとも100％の保証はないですが。先のことなど誰にも分かりません。


　ロシアが在モスクワ米大使館に対し、ウクライナでの軍事行動に関するフェイクニュースの拡散を止めるよう求めました。アメリカ大使館自らフェイクニュースを発信していると言いたいわけですね。
　ロシアは自国の軍隊の「信用を落とす」行為に対し最高５年の懲役刑、軍隊に関する「虚偽の情報」を故意に流す行為に対し最高１５年の刑を科すとしています。


　チェチェン首長のラムザン・カディロフ氏は、
「今年の終わりまでに、特別作戦は終了する。ヨーロッパ諸国は彼らの行動の誤りを認め、西側諸国はひざまずき、いつものように、ヨーロッパ諸国はあらゆる分野でロシア連邦と協力しなければならなくなる。」
という予想を自身のテレグラムチャンネルで語りました。
　この人、前にも同じような予測を立てて、しっかり外していましたよね。


　侵攻開始からちょうど1年の2月24日を待たず、ロシアが総攻撃を仕掛けてくるのではないかという予測が出ています。
　ベラルーシと合同軍事演習をしているロシア軍も、演習後そのままベラルーシ国内にとどまる可能性が非常に高いです。

　イスラエル首相はウクライナに軍事支援することを検討していることを明らかにしました。アイアンドームなんてウクライナはほしいでしょうね。おそらく水面下でいろいろな話し合いが行われているのではないでしょうか。


　ロシア大統領報道官は2ヶ月以内にベラルーシとロシアの両国大統領が対面会談する予定であると述べました。
　普段はこまめに電話会談をしていると思うのですが、来週とかではなく2ヶ月以内とは幅が広いですね。
　何となく、この2ヶ月以内で戦争を終わらせるというのがロシアの立てた計画で、この対面会談は「今の戦局、どうしよう？」という相談ではなく、戦後処理をすることを想定した会談なのかもしれません。