ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年2月27日。ウクライナ侵攻から369日目

2023-02-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年2月27日。

 昨日のマチュリシチ空軍基地での爆破事件についてベラルーシでも一応ニュースになりましたが、国としては爆破の事実を確認していない、という状態です。
 ロシア大統領報道官も「コメントすることはない、なぜならベラルーシ政府が爆破が起きたと認めていないからだ。」と述べました。
 もしかするとロシアがノーコメントを貫きたいので、ベラルーシ政府に爆破のことを認めないでほしいと言っているのかもしれませんね。
 独立系メディアによれば、実行役は2人で、すでにベラルーシ国外へ出国済み(逃亡した)。使われたのはドローン2機。この爆破作戦実行のために数ヶ月に及ぶ準備期間があったそうです。
 しかし、ノーコメントを貫きたいということは、それだけ(言葉に出来ないほど)今回の軍機損害がロシアにとって衝撃だったという証明になりませんか。

 ベラルーシのマチュリシチで重犯罪を犯したとして、すでに1993年生まれのクリミア出身の人物(ウクライナ人?)がベラルーシ当局によって指名手配されました。マチュリシチで、と言っておきながら、昨日の空軍基地での爆発との関連は現時点で不明としています。が、関連があるから指名手配されたのでしょ? でもベラルーシ政府がこの爆破そのものを起きたと認めていないですよね。
 

 ベラルーシの野党リーダー、チハノフスカヤ氏は報告を受け、ロシアによるベラルーシの「ハイブリッド」な占領に抵抗を続けるとともに、ウクライナの自由のために戦うすべてのベラルーシ人を誇りに思うとツイッターに投稿しました。
 そのチハノフスカヤ氏と野党幹部のラトゥシコ氏の欠席裁判が今日、ミンスクで行われ、どちらも懲役19年が求刑されました。


 中国は明日から予定されているベラルーシ大統領の訪問に先立ち、同国との「全天候型で包括的な」戦略的パートナーシップを称賛しました。全天候型とは?

 その一方でウクライナ大統領は会見で、「習近平氏と会談する予定だ」「世界の安全保障にとって重要な意義を持つ」と明言しました。ただし、時期や場所には言及しませんでした。
「中国がロシアに武器を供与しないよう強く信じたい。それは私にとって、非常に重要なことです」
と中国側をけん制しました。


 ロシア大統領が、国際協力の強化に貢献したとして、俳優スティーヴン・セガールさんに友好勲章を授与したことを明らかにしました。この人はロシア国籍を持っていますからね。