Sunrise at Kent, UK
* あけまして、おめでとうございます。2013年も、どうぞよろしくお願いします。
ロンドンで新年の花火をみたなずなは、去年同様、パーティと二日酔いで、疲れた顔でおもちを食べに家にやってきましたが、今度はけんかすることもなく、すごしました。わたしたち二人も少しは大人になったみたい。
わたしはまだ植えていなかったチューリップやスイセンの球根をやっと植えて、ほっとしたところ。
冬きたりなば春遠からじ。
第121話 フィンドホーンの夜明け
このお正月のお休みは、ここイギリスはいつもより暖かく、穏やかに過ごすことができました。元旦には、自分のベットルームの窓から日の出を拝み、拍手を打ち、よい年になるよう、祈っていました。
アートセラピールームでは、新年早々、患者さんたちと、うす桃色に染まる空と、丘の向こうから上る朝日を描いています。
ことしはスコットランドのコミュニティ、フィンドホーンも、わたしも、新たな半世紀の一年目となります。これからまたどんな奇跡が起きるのか、楽しみです。
この美しい映像と音楽のビデオは、15年前に一緒にフィンドホーンを訪れた日本人グループと、創始者のアイリーンとの質問のセッションの録音から、Rryuさんがまとめてくれたものです。http://www.youtube.com/watch?v=JEeNSv4DbvQ
以来、いつも、あの北の地ではじめてみた朝日のことを思い出しては、わたしの心にともったちいさな明かりをともし続けた15年間でしたが、今年からは、この光を、ほかの人たちにも手渡していけるような、そんな転換期にあるような気がしています。
あのときアイリーンに「わたしが、わたしが、という、我をなくすにはどうしたらよいのですか?」と質問したのですが、その後、イギリスで長年の貧乏学生生活をしている間に、アイリーンの教えてくれた「祈るのです」ということばに、みちびかれて、お金のためでも、誇りのためでもなく「他を助けるために仕事をする」ということを、体で学ぶことができたといえるでしょう。
毎週のシュタイナーの魂のこよみでも、「小さな自分を犠牲にして、大きな自分を生きるのだ」ということが繰り返し出てきますが、今年は、そんなことができてくるような、予感がしています。
オーストリアで金色の布張りのクリムトの絵のついた2013年ダイアリーを手にいれたので、クリムトの絵のように金色に輝くべく、よい年になるよう、意識して毎日を過ごしていきたいと思っています。
フェースブックはほどほどにして、落ち着いて本を読んだり、書き物をしたり、考えたりしたいというのが、今年の抱負です。
20代の登山をしていたころの写真を眺めているうちに、世界中の聖地とされる場所をもっと訪ねてみようという、インスピレーションも沸いてきました。
どうぞ、ことしもよろしく、お付き合いをお願いします。
(間美栄子 2013年1月7日 http://blog.goo.ne.jp/nefnefnef)
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