後縦靭帯骨化症ってどんな病気?
これは自分のではなくネットから拾ってきたものだけど、白い部分は本来靭帯で伸縮性があるのだけれど、それが骨化してその後にある脊髄を圧迫して症状がでるんですな。
これ自体は直すことできないので、後ろの骨を切って広げてつっかえ棒をして圧迫されていた脊髄を逃がしてやろうという、ま、言っちゃなんだけど日曜大工みたいな考えなわけですよ。
とはいえ脊髄という神経の束の周りをいじるので熟練の技がいるわけで。
ねじの場合C2からC7までこの手術を受けることに。
3月24日入院。
良く映画で死体の足指に付けてあるこんなのをまかれて患者っぽい。
頼んでいた個室は取れず、6人部屋の4人使用の部屋に。
この日は特にすることもないようなので、シャワーを浴びて、持ち込みの映画3本見て酒も飲まず(笑)就寝。
翌日、手術の日にうまいこと個室が開いたとのことで移動。
手術後は大変らしいので個室は助かる。
13時手術の予定が14時半に延期。
3時間ちょいと言われた手術時間だが、病室に帰ったのはどうやら20時半ころだったらしく、かみさんは大いに心配したらしい。
当然全身麻酔のねじは何にも覚えていない。
それでも先生や看護師さんには「はい、はい」と答えていたそうで、やっぱりできた人間は違うなと。(笑)
翌日からがかるーく地獄のような。
仰向けになっているのだが、まず横を向こうとでもしたら強烈な痛みが両肩を襲う。
寝返りしたいときはNsを呼べとはこういう事か。
身体にはデリケートゾーンに1本、持続点滴が1本、傷口から出る血液を取り出すチューブが1本、計3本につながれている。
小はいいとして大はどうするのか心配だったが、麻薬入りの点滴のせいで起き上がると吐き気がして全く食べれず、その心配は無用だった。
術後1日目、ベッドから降りようとしてみた。
電動ベッドなので首を固定して座位近くまで起こす。
普通ならここで足をおろせばいいとお思いでしょうが、強烈に肩が痛い。
寝ていた時と違って、頭の荷重が一気に首にかかるから。
そこで両腕の力のみで上半身を起こし、ふぅーと大きなため息を吐く。
足は元気なので、なるべく首を動かさないようにベッド周りをお能のように1周。
できるな、おぬし。
とはいえ食事もまだベッド上。
映画を見る元気もないし、テレビでも見ようかと思ったけど、テレビの乗った床頭台というやつはなぜどこの病院でも頭の真横にあるのか、首を手術したものの身もなれ!見れるわけないじゃないか!ハァハァ
術後2日目
身体から3本のチューブが抜けた。
いやはや自由の身だ!
とは言え、肩の痛みはいまだに強烈だ。
日常、いかに首につながる筋肉を使っていたか思い知らされる。
まず、前かがみになれない!
すなわち、トイレに行った後の手洗い、みんな前かがみになってるんですよ、知ってましたか?知らんでしょう(笑)
じゃ、どうする?
肩から上は固定して、両足をコマネチにして腰を落として洗うんですわ。
いろいろ工夫したけど、どうにもならないのが床に落ちたものを拾うこと。
床に座れば取れるけど、そんなことしたら起き上がるのが大苦労。
そこでこれ買ってきてもらいました。
そう、マジックハンド、100均にあります。スマホやらいいろいろ拾いましたよ。
3病日、早くもリハビリ開始。
独歩で行けますか、ハイ大丈夫です、てな感じでリハビリ室へ。
その前に自主トレ用の首の運動のプリントをもらっていたので、傷口を考えたら軽めのリハビリで終わる。
時折送ってくるこんな写真に癒されながら
時々は 病院内のファミマでこんなお茶したりしながら
徐々に肩の痛みも軽くなり4月2日、術後8日目で退院(早!)
「日にちが薬ですから」と2分の回診の間に10回くらい聞いていた言葉、本当でした。
ところが退院10日目くらいから最後に抜いたドレーンの跡がやや感染気味、抗生剤飲んだりしても治らないので再診予定となりました。
早く暴れたいわ!!