日頃のあれこれ

日頃の思いやマンション管理について書いてみます もうすぐ禁煙も11年を迎えます。

風立ちぬを観た。

2013年08月16日 | 日頃思うこと
風立ちぬを観た。

叔父、叔母が結核で若くして世を去ったことを、親から聞かされた世代、
まだ「結核病棟」が残っていた子供のころの想い出、、田舎で育ったので
絵も、なじみのある風景、そういう世代(50代後半以上か)で、歴史や
小説をたくさん読んでいる人は、説明不要で感動できると思います

わからないとか、いろいろ批判もあるみたいだが僕は素直に感動した。

今の価値基準で判断できない時代、そのころのことを知ったうえで
見るべき映画だと思う。

映画館で泣くことはまずないのですが、最後で涙が流れて、、ハンカチが必要でした。

自分の経験や身内があの時代を生きていて、その話と歴史的背景をフラッシュバックさせて見ることができるなら、美しい、、そして切ないくらいまっすぐな生き方を、感じられると思います。ということは歴史背景や結核のこと、当時の医療状況、ナチスの台頭とドイツ上流階級の対立など、伏線になっている膨大な事実を知らないとなんのことかわからない絵が多数あります。かなり予備知識が必要だということです。子供向けではありませんし、万人向けでもありませんが、僕は美しさと切なさとあの圧迫された時代で、まっすぐに生きることを味わえたので、よかったと思います。

終戦の日に見てよかった。いい1日だった。