南房総館山・なぎさの自然詩

キアシシギとキリガイ


雨混じりの空模様の中で海岸を歩いていると、キアシシギと出逢いました。
波打ち際で嘴を砂に入れて餌となる生き物を探しながら歩いていました。
その後ろをビーチコーミングしながらゆっくりついて行きます。
磯場に着くとキアシシギは水浴び中。
キアシシギに続くようにキョウジョシギも水浴びを始めました。


水浴びが終わり、入念な羽繕いをしていた鳥達。
キアシシギは時々目を瞑りお休み中でした。
しばらく観察していると休憩が終わり、磯から飛び立っていきました。


鳥達と別れて砂丘に咲くハマボウフウとハマヒルガオを観賞していると、コチドリの声が聞こえました。


砂浜をあっという間に走り去るコチドリを見失わないように目で追いかけます。
すると砂浜で採餌中のキョウジョシギがコチドリに近づいてきました。
さっきはキアシシギと一緒だったし、キョウジョシギは一羽でいるのが不安なのかもしれません。


海岸で鳥達と過ごしながら拾い集めた貝殻たち。
白くて細長いのは初見の貝殻で、タケノコガイ科のキリガイというそうで比較的深いところで暮らすそうです。
約8cmの長さで先端が欠けていたのが残念ですが、完品ならば10cmくらいになりそうです。

土曜日の割には人がとても少なくて、鳥達がイキイキと活動していました。
一緒にビーチコーミングしていたキアシシギ、キョウジョシギ、コチドリの他にハクセキレイ、カラス、トビ、カワセミ。
ウグイス、ヒヨドリ、カワラヒワの鳴き声と波音だけ聞こえる海岸は自然本来の姿なのかもしれません。




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