「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

ありがとうございました!

2024年03月02日 15時25分33秒 | お知らせ
令和5年度の古道歩き最終回は、令和6年3月2日に松崎町の道部から岩地へ峠を越える古道を歩いてきました。



出発点は、松崎町営のテニスコート駐車場です。すぐそばの町道に石造物がまとめて置かれており、そこを過ぎると、「←岩地」と書いた立札があります。町のどなたかが古道の手入れをしておられて、道しるべを立ててくださったのです。


60年ほど前に海回りの県道が開通するまでは、岩地から徒歩で松崎へ行く人たちは渡船に乗るか、またはこの道を通った、と聞きました。それだけに道には年月の重みを感じられます。








次第に道は荒れてきますが、しっかり歩くことができます。保存状態は良いと言えます。


歩き始めて40分ほどで、舗装された農免道路に出ました。


そこから数分歩くと、2体のお地蔵様が待つ岩地峠に到達します。


岩地のお生まれのメンバーさんがおられるので、この地で過ごされた頃の話を聞きながら、道が日常生活で使われていた様子を想像しました。
指さしておられる方は、石部への道だそうです。


峠からは、畑を作ってあった山や、南隣の石部に行く道などが分かれていて、往来が盛んに行なわれていた頃を偲ぶことができました。


農免道路の丁字路から下に降りるのが古道であるそうです。


辺りには段々畑が作られており、斜面を利用して農業を行っていた時代を想うことができました。





くぬぎ林を抜けると、岩地の青い空と海が一気に開けます。メンバーさん達から「わあー、きれい。岩地の景色を初めて見たよ。」という声が上がりました。案内人としてこの古道を選んでよかった、と思った瞬間でした。




岩地に着いてからは、この地に詳しいメンバーさんから話を伺いながら散策しました。

昔は防潮堤が作ってなくて、砂浜がもっと広く、朝は海亀が産卵に来ることがあったとのことです。

丘の上には「八幡丸物故船員の碑」があり、太平洋戦争の悲しい歴史を伝えていました。

岩地でのひと時を過ごした後は松崎の「久遠」に移動して、昼食会を兼ねたミーティングをして、解散しました。


これまでの古道歩きにお付き合いいただきましたことに、深く感謝いたします。ありがとうございました。

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本日はよろしくお願いします

2024年03月02日 04時13分48秒 | お知らせ
今日の古道歩き「松崎町の道部から岩地へ歩く」は、実施できそうです。

午前9時に松崎町の長八美術館南にある駐車場でお会いしましょう。
皆さんで古道歩きを楽しんでいただけますことを願っています。
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