「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

下田の戦争史跡を探す

2018年05月09日 05時06分29秒 | 記録
 皆様、連休はいかがお過ごしでしたか? 

 私は、下田の郷土学習会に入っているので、下田市某地のフィールドワークに参加して、戦争史跡を見学してきました。
 太平洋戦争中、日本軍は、下田の浜に上陸してくる敵の上陸艇を迎撃するため、浜の両翼にある岸壁に隧道と壕を掘り、海に面する側に小さな窓を開けました。敵が来たらその窓から機銃や砲を撃つ計画だったようです。
壕の岩壁には槌とノミで掘られた跡がまだ生々しく残っていました。熟年会員が若い頃の記憶を頼りにそれらを探し、5時間で5カ所の地下壕や防空壕を見て回りました。

 しかし終戦まで、それらの壕が使われることはなかったようです。美しい下田の海と、今は何も語らない壕の姿とが対照的でした。


     美しい砂浜 ここに敵の上陸艇が来ると想定していました


     陸側に入り口のある壕に入ります


 後にゴミ捨ての穴として使われた場合が多いので、このように保存がよい状態の壕は少ないです


     海側の窓まで来ました

   
     窓から顔を出すと、海が見えました


 海側から見ると、窓はこのように小さいです ここから銃口を敵に向ける計画だったようです


     別の壕は、中がこのような様子でした



伊豆の海岸線には、あちこちにこうした戦争史跡が埋もれていると思われます
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