極貧糖尿生活始まる

極度の貧乏と、戦いながら、糖尿に打ち勝つことを決めた中年男の徒然日記

ただいま、眼底出血しています

2011-03-23 20:07:04 | 日記
実を言うと、10日ほど前から、眼底出血をおこしてしまい、
左目が、ほとんど見えない状態が、続いています。

極貧で、糖尿な上に眼まで、みえなくなったら、
どうすりゃいいんだあ
!と
本当に、神も仏もあったもんじゃないと、嘆きたくなるような日々を、
わたくし、猫山は、必死に生きております。

忘れもしない、10日ほど前、私の眼底から出血がおきたあの悪夢の瞬間、、、。

いつも働いてるスーパーから深夜に帰ってくると、どうしようもない
空腹感
に襲われ、それを必死にこらえようとストレッチをしたのが、まずかったのだ。

最初は、腹の筋肉がひきつっただけであったのに、足まで、ひきつるような
感じがしたので、必死に筋肉をひきのばそうとしたのが、いけなかった。

くーっつ!” 全身に電気が走るような錯覚を覚えると同時に、
私の左目眼球に稲妻が走った!

左目全体が、一瞬にして、真っ暗になっていくのを感じると同時に
遂にやってしまったあーという後悔の念が私の中に押し寄せてきた。

”なんてことだ。前々から、危ないとは思っていたが、こんなことに
なるなんて、、、。ああこんなことになるなら、もっと、もっと、
沢山おいしいものを食べておくんだった。

正直、涙が溢れそうになったが、必死にこらえ、翌朝、朝市で、
私は役所に向かった。

役所にたどりついて、開港一番に、受付で、係りの女性に私は、言った。

”すいません、左眼がみえないんです。でも、病院にいきたくても、
お金がなくて、行けないんです”

受付係の女は、抑揚のない声で、そんな私に、何事もなかったような態度で応答する。

”それでしたら、生活保護ですね。あちらの窓口へ、どうぞ”
なんて、冷たい女であろう。 大変ですねえーとか慰めの言葉、ひとつがいえないのかいっつ!

だが、生活保護の担当員は、もっと、あっさりしていた

”すみませんがね、猫山さん、医師の診断書で、はっきり失明したという証明をいただかないことには、こちらも何もできないんですよ
あくまでも、失明したらですね、こちらも生活保護のほう、なんとかしますので、、。

なんてことだろう
眼が見えなくて、苦しんでるものがここにいるのにー。そんな、私の気持ちをわかってくれる心優しい人間は、ここには、いないらしい。

私は、とりあえず、役所を後にした。
そして、足早に家に帰ると、家から一番近い、総合病院に
電話をすることにした。

金は、ないが、このままでは、大変なことになる、
病院の世話には何があっても、なるまい!と心に誓ってはいたが、
眼底出血とあらば、仕方がない。

私は、しぶしぶ、眼科の予約をとることにしたのであった。

そして、眼科での出来事へと続く。。。。







恐怖の3重靴下

2011-03-23 18:26:55 | 日記

もう、ずいぶん前のことになるが、まだ肌寒い冬の午後、K市の周りを
営業していたときのこと。

いつもの、ように、極貧の私は、電車代も、ままならず、家から、営業先まで、1時間半以上も、
必死になって歩いていた。

やっとの思いで、K市にたどりつくと、思っていた以上に汗をかいてしまったらしく、北風が、とても、つめたい、、。

このままでは、風邪をひいてしまうと、あわてて、顧客リストをとりだし、
一軒、一軒、ノックすることにした。

意外にも、スムーズ?にいき、最初の客は、すんなりと、
ドアをあけてくれた。

恰幅のいい中年女性が、でてきて、私に言う。
”寒いのに大変ねー。
だけど、すごい汗をかいてるけど、、、
あなた大丈夫?”

”いやー、実は、1時間半も歩いて、ここまで、来たんです。”

一瞬、中年女性の顔色が,変わったような気がしたが、
そんなことは、気にしていられないと、必死に話をすすめる事にした。

5分後、私の誠意が伝わったのが、中年女性は、家の中にあがるよう、
すすめてくれた。

ところがっ

私が、靴をぬぎ、玄関口から、家に上がろうとした瞬間、
女が悲鳴をあげたのだ!

ひええっー”
一瞬、耳を疑ったが、確かに、女性がだした奇声であった。

彼女は、おもむろに私の足先を指差し、
”あなた、それ、、靴下から、足の指がでてるじゃない!”
女の顔は、あきらかにひきっつってた。

私は、言い訳をするわけでもなく、女に
”いやーさっき、1時間半って、言いましたけど、実はですね
2時間以上、歩いてきたんです。Y市から歩いたから、こんなん
なっちゃいましてね。” と笑いながら、答える。

極めつけは、その後であった。

女はさらに、私の足元を凝視するようにジロリと、みつめたかと
思うと、言い放った。
”しかも、あなた、靴下、3重にはいてるのに、全部、同じところが破けてるのね”

女の言ったことは、正しかった。
私は、寒さをしのぐ為、3重に靴下をはいてきたにも関わらず、
すべて、同じ部分が破けてしまい、私の親指と中指は、無残にも
靴下から、はじき出されたように、顔をのぞかせていたのであった。

悲しいことに、3重靴下の呪いなのか、この日は、残念ながら、
営業は、うまくいかず、スースーする親指を気にしながら、
とぼとぼと、帰宅することになったのであった。