ほんとにあったホーンテッドマンションの怖い話

　　　　　　　　　　＜ディズニーランド日和？＞
運動会の振替休日、ハローウィン真っ盛りのディズニーランドへ
次男を連れて行ってみた。
前回訪れたとき、次男はまだベビーカーに乗っていたから
実に７年ぶりの訪問である。

７年の間、すっかりディズニーランドも様変わりしており
思わぬ母子珍道中となった。
あきれる方もいらっしゃるかと思うが「ファスト・パス」なるものも初体験。
とにかく今回は「ホーンテッドマンション」が一番の狙いだったので
（教えてもらったとおり）入場してすぐに走る、走る！

すごく怖いんだけどなぜかオバケやガイコツに興味津々の次男。
ファストパス換券機がこれまた幽霊館ちっくなだけで、
ドキドキ、オドオド・・・。（実は母も…）
メイドさんみたいな係りの人に助けてもらってしまった。

「イッツ・ア・スモール・ワールド」なんかも７年ぶり。
前回の記憶がほぼない次男はポカーンと口をあけたままである。
私は私でハロウィンのパレードを見ただけで感動！
一気に童心に引き戻されてしまった。

　　　　　　　　　　　　

あちこち回ったあと、ようやく「ホーンテッドマンション」の時間が

ファストパスはすごい！
「100分待ち」と掲示してあったのにパスをもっているだけで１０分待ちだった！
（えっ、そんなもんですか～？？）
７年ぶりのディズニーランドは“目からうろこ”の連続だ。

黒い温泉タマゴのような乗り物に乗って
幽霊館の中へと進んでいく私と次男。

　私「こわいよ～、こわいよ～。」（怖がらせる母。）
次男「大丈夫だよ！」（意気ごんでる～）

実は私も長男が２歳のとき以来、１３年ぶりの「ホーンテッドマンション」。
（長男は一度怖い思いをした後、二度と入ろうとしなかった・・・）
今回はハローウィンなこともあってか、（あれ？）そんなに怖くない。
ティム・バートンに占拠されてしまったようだ。

それでも黒い温泉タマゴのような乗り物は
奥へ、奥へと方向をあれこれ変えながら進んでいく。

・・・・・と、ガッタン！　暗闇の中、停まってしまった！

幽霊っぽい低音の声で妙なアナウンスが・・・

「おかしいぞ、誰かの仕業で停まってしまったようだ。
　もうちょっと待っててくれたまえ。」（…私の記憶による）

う～ん、演出か～？やるな、おぬし。・・・と思いきやなかなか動かない。
しかもミョ～に長い。
すると、また全く同じアナウンスが・・・

「おかしいぞ、誰かの仕業で停まってしまったようだ。
　もうちょっと待っててくれたまえ。」

おかしい！演出じゃない！・・・・直感した私。
次男は固まっている。

停まったままそ～っとまわりを見ると
作り物とわかっていても、意味なく動くガイコツたちの怖いこと、怖いこと！

　このままここで動かなくなったらこの子（次男）を連れて
　どうやって脱出しよう？
　明るくなるのかな？
　それよりこのバー持ち上がるかな？（やってみる私・・・。）
　水分は・・・足りてるか！？
いらんことをあれこれ考えてたらほんとに怖くなってしまった。
その後、ゆっくりと動きだした黒タマゴ。

あ～これで無事に帰還できると思った私は
それからの道のり・・・

首だけの幽霊が出てきても、幽霊の舞踏会が見えても、
「ここで停まってたら、私、どんなだったろう・・・？？」と
あらぬ方向に想いを馳せてしまい、思わず
「ぷぷぷっ」と笑ってしまうのであった。

いや～ほんとに怖いホーンテッドマンションでありました～。
でも、また来よう～。



　　
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