twinkle,twinkle 星に願いを～ペルセウス座流星群

海外に行ったときに眺める夜空は格別だ。

飛行機で何時間もかけて降り立った地であるのに
そこにある「夜空」は何も変わらない。

twinkle,twinkle・・・星たちは、きらきら、きらきら輝きながら
私がひとりの「地球人」であることを優しく教えてくれる。

夜空はつながっている。

星たちはまるで追いかけっこを楽しむかのように
「どこから見たって同じなのよ～。」と輝いている。

わかってるよ、地球人だからね。・・・と大人になった私はほくそ笑む。

　　　　　　　

数年前の夏、ちょうど今と同じ季節に
大学３年生だった私は尾瀬でクラブの合宿に参加していた。

何も外灯がないような山奥の合宿所で
「息抜きしよう！」と友人たちと外へでたとき
声を失うほど星が降ってくる光景を目の当たりにした。

山と夜空との境界線がわからない。

twinkle,twinkle・・・星たちは、きらきら、きらきら輝きながら
私たちめがけてどんどん、どんどん、降ってきた。

それはもうこわいほどだったけど
不思議な力がみなぎってくるのを感じた。

しっかり立ってないと星たちに押しつぶされそうだったけど
「地球」にしっかり立っている自分を知った瞬間だった。

　　　　　　　

そんな星たちがまたやってくるとの情報をキャッチした。
「ペルセウス座流星群」だ。



ピークは８月１２日の夜～１３日の明け方とのこと。
なかでも１３日の２時～４時ごろが最も多く見ることができるそうだ。

この日は新月のため、
夜空が暗く、観測には好条件のようで、
１時間に５０個くらいの流星を見ることができそうである。

夜空を彩るペルセウス座流星群。

とても明るいので流れた後に煙のような
「流星痕」が見えることもあるらしい。

もうすっかり「地球人」である私は
流れる星たちのしっぽを追いかけながら、
またまたたくさんのお願いごとをしよう！とたくらんでいる。






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