もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

トロルドハウゲンからの妄想列車

2013-11-19 | 私の家族

<紅葉の秋ですね~♪>

私の誕生日だった
お日様たっぷりポッカポカ~の土曜日、

次男のピアノ教室の先輩が奏でる
小さなピアノコンサートに行ってみた。

     

20人入るのがやっとというカフェは
住宅街の一軒家を改築したお店。

こだわりの焙煎コーヒーと手作りのレアチーズケーキ、
そして、
ピアノの先生おすすめのサンドウィッチが美味しい
アットホームな雰囲気だ。

その店の片隅にあるピアノは
古いけど良質な音色をもつアップライト。

カフェならではの
温かい拍手に迎えられコンサートは始まった。

最初はショパン。

好青年そのものである次男の先輩が弾く
ショパンの曲(op.9-2)は
丁寧にニュアンスを変えながらもとことん優しい響き。

あ~この曲ひいたことあるなぁ~。

8分の12拍子、アンダンテ、
美しい旋律を歌いながらリズムを刻むこの曲が好きだった私。

たまごサンドを頬張りながら
思わずうっとり♪

     

最後の曲は
グリーグの「抒情小曲集」より「トロルドハウゲンの婚礼の日」。

この曲は
グリーグが奥様への結婚記念日の贈り物としてつくった曲だそうで、
もともとのタイトルは

お祝いの人たちがやってくる!
というものだったとのこと。

始まった舞曲の軽快さに
ハートマークの香りが踊る。

しかも
グリーグの奥様の名前はなんと!
ニーナさん
(はい、私のHNもニーナです♪ 偶然?)

私の誕生日にこの曲を聴けるなんて…と、
感激のコーヒータイム。

     

グリーグ夫妻が新居を建てて暮らしたという
ノルウェー校外のベルゲン地方。

その入り江のほとり一帯を
夫妻はトロルドハウゲンと名付け愛したという。

トロルドハウゲンの景色を想像しながら
音色に包まれるひととき。

景色の中にいるお二人(グリーグ夫妻)の姿が
自分たちの姿にふと重なり、

この風景を前に、

ふと、

お互いを「パパ」「ママ」と
呼び合ってるようじゃいかんな~、と思うのだった。



そこからは
私の妄想列車が発車。

場面はトロルドハウゲンの紅葉に染まる湖畔…。(笑)

凛とした静かな空気の中、
キャンプ用のイスに腰掛けのんびりとティータイムを楽しんでいる私たち。

「そうだ!私がニーナさんだからオットはグリーグさんなんだ!」

我が胸にはそんなハートフルなひらめきが!!
(オットのHNをグリーグさんにしてHNで呼び合おう~という解釈です。

とにかくその場面で、
「パパ」「ママ」ではいかんのだ。

「ニーナさん」「グリーグさん」と
お互いを呼び合うシルバーグレーの二人…。

素敵だわ~。(妄想中)


夜、Skypeで、
「歳とったらパパのことを“グリーグさん”って呼ぼうと思うの。」
と長男に話をした。

すると、
「お、おう。それは、よくよくパパに聞いてみなさい。
と冷静かつ沈着なお返事が…。


もちろんオットにも話してみる。

と、

「グリーグさん!?俺が~!?」



即、却下。


妄想列車はあえなく脱線となりました。


それでも
やっぱり「パパ」「ママ」はどうにかしたい私はここで一句。

鳴かぬなら鳴かせてみせようグリーグさん

あは♪
しつこいのだ。


<帰り道>

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