7月になりました。
ずっと書けなかったけれど、久しぶりに大竹野さんの事を書こうかな。
大竹野正典さん。
初めて会った時、照れくさそうな笑顔と、一瞬見せる鋭い目つきに
引き込まれてしまいました。
親友の小栗がずっと素敵だと話していた大竹野さん。
途中ばっさり端折るけど、大阪に来てから半年居候して
家族みたいに暮らしていました。
三年前の7月、急にいなくなっちゃって、未だに信じたくない思いがあります。
こんな風に雨が降ると、たくさんの人が待っているあの家に無言で帰って来たあの日の事を
思い出します。
みんなに愛されている大竹野さん。
みんなの中にまだ生きている大竹野さん。
「ねをちゃん、楽しい事やろうよ。やりたい事をね」
っていつも言ってた大竹野さん。
去年の追悼公演三部作はたくさんお客様が観にきて下さったのだけど
きっと劇場のどこかで照れくさそうにしてたんだろうな。
今度ね、まちゃのりの本が出来るんだよ。
今まで書いた戯曲が載ってるんだよ。
ロットナンバー付きなんだって。
だから一冊一冊が、だれかのたった一冊になるんだよ。
これから合わせて3冊出るんだって。
こそばゆい?
大竹野さんの芝居、もっとたくさんの人に知ってもらって
観てもらいたいからって、小寿枝さんもみんなも頑張ってるよ。
一緒に飲みたいね。
明日小屋入りだから、遅れないで来てね。