ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

劇場三昧

2014年11月08日 | 日記
 今週も週に3日、劇場に通うという何とも贅沢な日々を過ごしました。
日曜日にパイプ・オルガンコンサートへ行き、祭日の火曜日にロミオとジュリエットのバレエを観に行き、金曜日にバレエ『ジゼル』を観に行きました。

 『ロミオとジュリエット』は前年から思いを募らせ、けれど仕事の都合で行くことができずに、けれどもペルミならそのうち見れるさとかなりの高い確率の希望を抱き、その高い確率の希望がやってきたということです。あの独特の迫力迫る舞踏会の曲が流れるたびに、心に細やかな荒波が流れるようで熱くなりました。衣装も、『マニュフェセント』でアンジーが演じた魔女のシンボルであるツノカブトのような暗を感じさせるもので迫力満点でした。

 そして最後に、儚い踊りの好きな村娘の『ジゼル』。これは私が初めてロシアの地を踏んだモスクワで、初めて見る本場のロシアンバレエに感激し、毎晩通い詰め『白鳥の湖』『眠れる森の美女』を観劇し、けれどとうとう『ジゼル』は観れず仕舞いだったという思い入れの深い演目です。前にも一度このペルミで見たので、今回は2回目となります。今思い出しても詳細は忘れてしまっているのに、観劇中に「本当に幸せ」と思った気持ちは覚えています。

 そしてふと何かしてる最中にときどき禁断症状のように、バレエが観たい、という気持ちになるのです。