劇は7時から始まります。6時半過ぎ、小屋でビクトルの迎えを待っていました。タクシーでわざわざ迎えに来るというので、「バスで行けるから劇場で待ち合わせしよう」というとビクトルは「迎えにいくから」と言うので待っていました。45分過ぎになっても来ないので、バスで劇場に行けば遅刻しなかったのにと一抹の不満を抱きながら「ビーチャ、今どこにいるの?もう遅刻じゃん」と電話すると「今仕事が終わってタクシーで向かっている」との返事でした。
途中から入ったので、誰が誰かわかりませんでしたが、それも劇が始まるうちにわかってきて、ラーラとジバゴはそれぞれのちに旦那さんと奥さんになるパーシャとトーニャに恋をするのに夢中です。やがて結婚し、子供が生まれます。その模様を舞台の右と左で繰り広げ、それぞれのカップルの歌が交差し、観客はそれを同時に見る形になっていて非常に面白かったです。戦争が始まり、ジバゴとパーシャは家族に別れを告げ旅立ちます。
その後、ラーラとジバゴが再会し、お互いに抱いた恋心をストレートに交じ合わせられるはずもなく、近づきたいけど近づけないような心の戸惑いが切ないメロディーと共に表現されていて胸を打ちました。
私はこの物語をラーラとジバゴの恋の物語として捉え、そこに心を置いたのに対し、ビクトルは、ロシア国民たちが町での戦闘を回避するため田舎に疎開したそこでの模様に胸を打たれたと言いました。それを聞き、日本人の私から見る遠い異国のロシアでの恋物語と、ロシア人のビクトルが見るロシアの現状を目の当たりにする見方は違うのだなと思いました。
途中から入ったので、誰が誰かわかりませんでしたが、それも劇が始まるうちにわかってきて、ラーラとジバゴはそれぞれのちに旦那さんと奥さんになるパーシャとトーニャに恋をするのに夢中です。やがて結婚し、子供が生まれます。その模様を舞台の右と左で繰り広げ、それぞれのカップルの歌が交差し、観客はそれを同時に見る形になっていて非常に面白かったです。戦争が始まり、ジバゴとパーシャは家族に別れを告げ旅立ちます。
その後、ラーラとジバゴが再会し、お互いに抱いた恋心をストレートに交じ合わせられるはずもなく、近づきたいけど近づけないような心の戸惑いが切ないメロディーと共に表現されていて胸を打ちました。
私はこの物語をラーラとジバゴの恋の物語として捉え、そこに心を置いたのに対し、ビクトルは、ロシア国民たちが町での戦闘を回避するため田舎に疎開したそこでの模様に胸を打たれたと言いました。それを聞き、日本人の私から見る遠い異国のロシアでの恋物語と、ロシア人のビクトルが見るロシアの現状を目の当たりにする見方は違うのだなと思いました。