ロシア日記

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ロシアの食事事情 3

2013年02月11日 | 日記
 ロシア料理の中で、ピロシキは唯一、有名ですね。これは日本では、具だくさんに味が詰まったパンが揚げてあるもの=ピロシキという認識ですが、本場ロシアでは必ずしもそうとはかぎらず、むしろ揚げていないパンの方が一般的のような気がします。中身も、ジャムだったり、お肉だったり、チーズだったりします。中味がじゃこのようなお魚が入っていた時があり、私はこれもまた口に合わずに食べることを断念しました。
 私は、カンボジアではコオロギみたいな黒い虫をスナック感覚でカリカリ食べたり、雀やウサギの肉に挑戦したり、インドでも平気で屋台の店の料理を利用したりと、食べ物でもなんでも好奇心の強い方だと思うのですが、ロシア料理には一切この好奇心は発揮されず、いつも安全パイのスープとパンを選ぶ身となりました。
 断っておきますが、私は美食家などとは一度も言われたことはありません。その私がここまで食べ物に拒否反応が出ているのも珍しいことです。私は、だんだん、ロシア人は本当にこの料理たちを好きなのだろうか、と疑うようになりました。ためしに同僚の人に「ロシア料理は好きですか」と聞いてみました。すると彼は「私はロシア料理が好きというより、ロシアのこの料理が好き、イタリアのこの料理が好き、日本のラーメンが好きですね」という何とも曖昧な答えが返ってきました。私は、これはもしや彼もロシア料理を好きとは言い難いのではないかと自分勝手に判断しました。けれど別の時に「私にとってはロシア料理が普通の味だと思っています」という言葉を聞いて、私が日本料理を普通に美味しい料理だと思っているということなのだと判断し、私の木阿弥は外れたのだと理解しました。
 他の生徒も「ロシア料理は美味しい」という構文を作っていたので、やっぱりロシア人の舌には合うのでしょう。 
 友人のカーチャは、デンマーク人の旦那さんを選ぶほど、ロシアの男のこともロシアの国も料理も毛嫌いしているので、カーチャの意見は一般のロシア人の例外と考えられます。
 あとはロシア料理が有名じゃないのは、「理由があるからである!」これは真実ですね。次回は私の自炊のお話を書くとしましょう。

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1 コメント

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Unknown (Reiko)
2013-02-12 16:27:24
パリに住んでるマキさんのブログに書いてあったけど、日本人とフランス人はずーっと食べ物の話したりするけど、ロシア人は食べ物の話なんてしないらしい。(何が面白いのか分からないらしい)

食に対してあまり興味のない国民性なのかな??
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