友人が管理している大きなビルのフロア案内板の製作を依頼されていた。
40x55cmの小さな案内板です。取付に行った時フレームを固定するビスを忘れた。
幸い手持ちのビス数本あったので1本だけで仮止めした。
「後は自分がビス止めするでそのままで良いヨ。」と彼に言われた。
それに甘える形で戻った。しかし気になったのでビスを持って仕上げに行った。
チョットした手直しなので挨拶無しに下の階からフレームのビス止めを始めた。
上の階へ行ったところで彼にに会った。
”明日からチョット留守にするので今日中に終わらせに来た。"
「何処へ行くの?」
”アルプストレッキングへ。”
と話しているところに入居者のヤマト企業の支社長らしき人が話に割り込んできた。
「ふ~ん、北ア、南?」
”いや~ちょっとスイスアルプスまで。”
旅行から帰り請求書を持って行った時の彼の話。
「先日のアルプス行きの話、あの時の支社長さんの顔がおかしかった。
薄汚い格好をした工事人が、事も無げにスイスアルプスへ行くと言うた時のあの人の顔は、何だコイツはと思っただろう。」
「日本アルプスならともかく、スイスだなんて。アハハハ・・」
薄汚いカッコウというが、カッコウ風采で人を見るナ・・・
というのは無理かナ。
現場へ行くときは、穴あきGパンにヨレヨレTシャツ、ペンキが付いている。汚れる場合もあるので汚れても惜しくない服装で行くことにしている。
どこから見てもアルプスを連想させるような雰囲気は無いもんナ。
カツー岳へヒージャー食べに行くのがお似合いって雰囲気しかないだろう。(笑)
注:カツー岳 勝山岳
山羊料理が有名地域。登山後山羊(ヒージャー)を食べると言うのが定番だった。