このツアーの3本柱の一つナスカの地上絵を見に行く。
マチュピチュを筆頭に楽しみにしている場所だった。子供の頃読んだ本、それは発見物にも怪奇物にも登場していたナスカである。発見されたときの逸話や何故・何時・誰が・・など興味深く書かれていたし、今でも興味を惹く話である。
ヤコペッティ監督の「世界残酷物語」に出てきた飛行場はナスカの地上絵だったか、何処か南洋の島の話だったか・・
勘違い記憶違いであってもナスカには夢ロマンがあるのに違いは無い。
バスは市内から郊外へ出てリゾート地らしいところを抜けて南下する。走っている道がアメリカンハイウェイで、北はアラスカからチリまで繋がっているとのこと。
道といえば、クスコからプーノへ行く道のある部分はフジモト大統領時代に建設整備されたと説明があった。それまで20時間以上かかっていたのが数時間で行ける様になったのは大きな功績だろう。
そのフジモリさんが大衆から見限られたのは一部の支配層に取り込まれたのか、元々そのような人物だったのか、発展途上国の指導者は分からないものだ。現在置かれている境遇と合わせて考えるとあらぬ事も考えたくなる。
ただ日系だからという理由で支持応援するのは問題がありそうだ。ガイドの発言にフジモリは殆んど出てこなかった、もう過去の人間になったと言わんばかりの感じがした、ただ娘さんが上院議員に立候補している話しはしていた。
チチカカ湖の浮島に設置してあった太陽光発電システムとこの道路、彼が貧しい地域に目を向けたのは確かだ。惜しむらくはこの姿勢を続けて欲しかった、権力維持のためにフィクサーを利用し、あるいは利用されては欲しくなかった。
添乗員は南米のことをよく勉強していて歴史や地理だけに止まらず、社会問題や時事問題も解説していた。もちろん私たちは観光ツアーなのでペルー政府の批判ではなくヤンワリとした問題点の指摘であった。
インフラが盗電や水道の勝手な引き込みで整備されていくという話はおもしろく、可笑しく庶民の知恵(?)に感心した。道々の整備された豪邸地域と斜面にへばり付くようなスラム地区を見ると問題があるのは分かる。
乾燥地帯、海辺のアメリカンハイウェイをバスは走り続ける。海水浴場も見えるがフンボルト海流は寒流なので泳ぐのには適していないだろう。サーフィンむきの波が次々と押し寄せている。
この辺りは大規模な養鶏場がある、乾燥地帯に見えるがアンデスの雪解け水が得易いらしい。作物はトウモロコシや柑橘類にブドウ畑もある。近年ワイン作りも盛んになり美味しいワイン生産地となりつつあるとのこと、ピスコという酒の代名詞にもなっている街を通り過ぎた。
道は少しずつ登っていき海から離れて内陸に向かう。
小型飛行機に揺られると気分が悪くなる人が出るので、遊覧飛行を済ませてから昼食にしたほうがいいという添乗員の配慮があるので遅い昼食なる予定だ。
マチュピチュを筆頭に楽しみにしている場所だった。子供の頃読んだ本、それは発見物にも怪奇物にも登場していたナスカである。発見されたときの逸話や何故・何時・誰が・・など興味深く書かれていたし、今でも興味を惹く話である。
ヤコペッティ監督の「世界残酷物語」に出てきた飛行場はナスカの地上絵だったか、何処か南洋の島の話だったか・・
勘違い記憶違いであってもナスカには夢ロマンがあるのに違いは無い。
バスは市内から郊外へ出てリゾート地らしいところを抜けて南下する。走っている道がアメリカンハイウェイで、北はアラスカからチリまで繋がっているとのこと。
道といえば、クスコからプーノへ行く道のある部分はフジモト大統領時代に建設整備されたと説明があった。それまで20時間以上かかっていたのが数時間で行ける様になったのは大きな功績だろう。
そのフジモリさんが大衆から見限られたのは一部の支配層に取り込まれたのか、元々そのような人物だったのか、発展途上国の指導者は分からないものだ。現在置かれている境遇と合わせて考えるとあらぬ事も考えたくなる。
ただ日系だからという理由で支持応援するのは問題がありそうだ。ガイドの発言にフジモリは殆んど出てこなかった、もう過去の人間になったと言わんばかりの感じがした、ただ娘さんが上院議員に立候補している話しはしていた。
チチカカ湖の浮島に設置してあった太陽光発電システムとこの道路、彼が貧しい地域に目を向けたのは確かだ。惜しむらくはこの姿勢を続けて欲しかった、権力維持のためにフィクサーを利用し、あるいは利用されては欲しくなかった。
添乗員は南米のことをよく勉強していて歴史や地理だけに止まらず、社会問題や時事問題も解説していた。もちろん私たちは観光ツアーなのでペルー政府の批判ではなくヤンワリとした問題点の指摘であった。
インフラが盗電や水道の勝手な引き込みで整備されていくという話はおもしろく、可笑しく庶民の知恵(?)に感心した。道々の整備された豪邸地域と斜面にへばり付くようなスラム地区を見ると問題があるのは分かる。
乾燥地帯、海辺のアメリカンハイウェイをバスは走り続ける。海水浴場も見えるがフンボルト海流は寒流なので泳ぐのには適していないだろう。サーフィンむきの波が次々と押し寄せている。
この辺りは大規模な養鶏場がある、乾燥地帯に見えるがアンデスの雪解け水が得易いらしい。作物はトウモロコシや柑橘類にブドウ畑もある。近年ワイン作りも盛んになり美味しいワイン生産地となりつつあるとのこと、ピスコという酒の代名詞にもなっている街を通り過ぎた。
道は少しずつ登っていき海から離れて内陸に向かう。
小型飛行機に揺られると気分が悪くなる人が出るので、遊覧飛行を済ませてから昼食にしたほうがいいという添乗員の配慮があるので遅い昼食なる予定だ。