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7月9日(金)
8:10ロカッテリ(Rocatelli)小屋発ー9:55避難(?)小屋ー11:00オーロンソ小屋
11:30オーロンソ小屋発ー(クリスタッロを北側から回る)-コルチナ・ダンベッツオは素通りー12:50Giau峠(昼食)ー14:30Passo Fedaiaー15:00Rifugio(籠ゴンドラで氷河へ) ー16:05Rifugio発ー16:30カナッツエイー17:30サン・ペッレグリーノ峠 (走行距離136Km)
朝から寝過ごして朝日に当たるトレチメに15分ほど遅れた。先っぽだけに日があたるのを撮りたかった。太陽は岩峰の中腹近くまで射していたけどそれでも光のコントラストは良く綺麗な写真が撮れた。
何回も何回も写真マニアになったようにシャッターを切った。
朝食は7時から。山小屋にしては遅い気がする、岩登りはもっと早い時間に出発したいだろうに。日が落ちるのが9時頃で日が長いのでクライマ-も焦らないのか。
昔の短いロープで作ったぜるピストとは違い方や尻に十字型に着用するベルトと金具を身につけて岩登りの準備する人たちが大勢いいて山小屋の雰囲気を漂わせている。10才ほどの子供もちゃんとした恰好をしている。可愛いので写真を撮った。
予定ではロカッテリー小屋でトレチメを眺めたら来た道を戻るつもりだった。しかしせっかくここまで来たのだから一周しようという声も出て一周することにした。ここはコースの五分の二ほどに位置する、写真を撮りながらゆっくり歩いても引き返せば2時間、先に進んで3時間である。引き返せば半周、先へ進めば一周なので一周のほうが聞こえが良い。
ただ風景としては引き返すほうがきれいだ、それに昨日は逆光になるので写真を撮っていない。それでも先に進めば去年と合わせてトレチメを2周したことになるので威張れるとの理由で2週目に挑戦した。
去年より楽に歩ける、二日に分けたのが大きな理由だろう。長く傾斜も強いと思っていた谷越えもあっという間に過ぎた。時間も距離も去年の半分になっている感じだ、2度目ということで精神的な余裕が出たのだろう。谷を越えた所がロカッテリ小屋から1時間だった。ここからはハイ松の台地だと思い出した。そこに自転車ヤローが現れた、彼らのパワーに恐れ入る。避難小屋(?)に人がいた、外装が塗り替えられている、営業しているのかな。この辺りの小屋は外部の塗装や避難ハシゴの改修など手を加えたようで綺麗になっている。
11時にトレチメを一周(半周?)してオーロンソ小屋に着いた。ハイキングを趣味にしているわけでもないのにハイカーの憧れトレチメを2周したことになる。勲章ものだ。(笑)
今日もドロミテを走ることになる。クリスタッロ群を右回りで回りコルチナ・ダンベッツオに出た。クリスタッロの裏側の景色もいい。赤茶けた岩峯が間近に見える、ハイキング中に見えた山と同じなのか。コルチナ市内に入らず迂回するようにファルツアレーゴ峠に向かった。途中マルモラーダへの道を示す標識を見てその道を行く。GIAU峠を通るのだが調べた限りでは初耳の峠だ。そこは予想のしなかった素晴らしい景色の峠だった。
峠からの下りは急カーブが26あり急カーブひとつ毎に番号がふられている。ギヤチェンジをしながら下る、下りきった所でまたオイルの焼ける臭いがした。今回はサイドブレーキも注意してちゃんと戻したし、坂を下るときもエンジンブレーキを主に使いフートブレーキは極力控えめにした。それでも焼ける理由が分からない。何故だろうか、ブレーキの故障なら効きが悪くなるはずなのにブレーキは正常だ。原因はなんだ。冷やすのも兼ねて昼食にする。
マルガ・チアペラを抜けフェダイア湖に向かう、マルモラーダの入り口だ。湖(ダム?)の下の峠の売店で地図を確認する。ゴンドラが動いているのが確認できたので上のケーブル発着場へ行く。
ここのケーブルは一風変っていて網籠に立って乗る形式だ、それも定員が二人と小さいその上籠も高さが腰までの1.2mほどしかなく隙間だらけのパイプの籠で上部は何もない吹きっ晒しである。乗るときはひょいと飛び乗らねばならない、二人の場合は2mほど離れて立って一人びとり飛び乗る。係員が補助しドアに施錠する。
ぶらぶら揺られながら雪のマルモラーダを目指す。眼下にしだいに姿を見せるフェダイア湖と遠くにサッソルンゴも姿を現す。サッソルンゴの籠も二人乗りだが全身を覆う箱になっているのでここの方がスリルがある。
籠を降りたところは何もない、雪を踏みその感触を感じたら直ぐ下りた。ゴンドラは乗るより降りる時の方が要領を要する、籠が駅についてクルッと方向を変えてから降りるので進行方向とは逆の方に降りることになる。力のモーメントが逆向きに掛かるので、おっとっとっととなる。もちろん補助する係がいるので心配は無い。
マルモラーダのゴンドラにも乗ったのでドロミテでの目的はほぼ達成された。もう一つの目的のラガッツオイ小屋での宿泊は、この時間からだとファルツアレゴ峠から小屋へ上がるロープウェイの時間に間に合わないだろう。それにひょっとするとあの小屋もシャワーが無いかもしれない、二日間もシャワー無しでは問題だと考えて其処へ行くのは取りやめた。
さて今夜の宿はマルモラーダの南側を走らせて、適当な宿が見つかった所で泊まることにする。まずカンッツエイに下りてモエナに向かいそこからマルモラーダの裏側に回る。山道は相変わらずの狭い道でそこを車がビュンビュン飛ばす。
途中の給油所からスイジのホテルに電話してもらい部屋が取れたら其処へ向かう案もあったので、カナッツエイの給油所でカウンターの女性に「Can you speak ennglish ?」 "No"でおわり。
モエーナ Moenaからマルモラーダの裏街道に入る。しばらく走らせるとサン・ペッレグリーノ San・Pellegrino峠に出た。景色もまあまあだし時間も6時前になっていた。日が長いとはいえ谷間に下りて行けば日暮れも早いし、遅い時間になるとディナーの準備に間に合わなくなる。
三ツ星の表示されたホテルへ行くと営業は明日からだという。この辺りのシーズンは冬場のスキー客のようだ。幸い向かいのホテルは営業開始していた。エレベーターもある立派なホテル2食で50ユーロ、家族部屋で4名用の部屋だった。
夕食はディナーと呼べるほど内容が良かった。牛サシとチーズのアペリチフで始まりベーコンで卵焼きを巻いたもの、緑色の一見豆のようなパスタで、猫耳麺を小さくしたようなものが皿いっぱいありお腹いっぱいになった。デザート用のフォークが残っているだけなのでデザートを待っていたらナイフとフォークが新たに出てきた。牛肉の煮込まれたものにレバーソースがかかった皿が出た。もうお腹いっぱいだけど詰め込んだ。デザートはアップルパイ、さすがに残した。
これだけの料理が出て50ユーロの宿泊費は安い。概して峠のホテルは料理が美味しい、これまで外れが無い。宿泊に迷ったら30分余計に走らせて峠まで行くべきだ。
お腹は一杯となり酒が入る余地も無い、部屋ではワインも飲まず寝た。部屋もファミリータイプで広々している。お勧めの宿です。
サン・ペレグリーノ峠の「Hotel Cristallo」でしす。
8:10ロカッテリ(Rocatelli)小屋発ー9:55避難(?)小屋ー11:00オーロンソ小屋
11:30オーロンソ小屋発ー(クリスタッロを北側から回る)-コルチナ・ダンベッツオは素通りー12:50Giau峠(昼食)ー14:30Passo Fedaiaー15:00Rifugio(籠ゴンドラで氷河へ) ー16:05Rifugio発ー16:30カナッツエイー17:30サン・ペッレグリーノ峠 (走行距離136Km)
朝から寝過ごして朝日に当たるトレチメに15分ほど遅れた。先っぽだけに日があたるのを撮りたかった。太陽は岩峰の中腹近くまで射していたけどそれでも光のコントラストは良く綺麗な写真が撮れた。
何回も何回も写真マニアになったようにシャッターを切った。
朝食は7時から。山小屋にしては遅い気がする、岩登りはもっと早い時間に出発したいだろうに。日が落ちるのが9時頃で日が長いのでクライマ-も焦らないのか。
昔の短いロープで作ったぜるピストとは違い方や尻に十字型に着用するベルトと金具を身につけて岩登りの準備する人たちが大勢いいて山小屋の雰囲気を漂わせている。10才ほどの子供もちゃんとした恰好をしている。可愛いので写真を撮った。
予定ではロカッテリー小屋でトレチメを眺めたら来た道を戻るつもりだった。しかしせっかくここまで来たのだから一周しようという声も出て一周することにした。ここはコースの五分の二ほどに位置する、写真を撮りながらゆっくり歩いても引き返せば2時間、先に進んで3時間である。引き返せば半周、先へ進めば一周なので一周のほうが聞こえが良い。
ただ風景としては引き返すほうがきれいだ、それに昨日は逆光になるので写真を撮っていない。それでも先に進めば去年と合わせてトレチメを2周したことになるので威張れるとの理由で2週目に挑戦した。
去年より楽に歩ける、二日に分けたのが大きな理由だろう。長く傾斜も強いと思っていた谷越えもあっという間に過ぎた。時間も距離も去年の半分になっている感じだ、2度目ということで精神的な余裕が出たのだろう。谷を越えた所がロカッテリ小屋から1時間だった。ここからはハイ松の台地だと思い出した。そこに自転車ヤローが現れた、彼らのパワーに恐れ入る。避難小屋(?)に人がいた、外装が塗り替えられている、営業しているのかな。この辺りの小屋は外部の塗装や避難ハシゴの改修など手を加えたようで綺麗になっている。
11時にトレチメを一周(半周?)してオーロンソ小屋に着いた。ハイキングを趣味にしているわけでもないのにハイカーの憧れトレチメを2周したことになる。勲章ものだ。(笑)
今日もドロミテを走ることになる。クリスタッロ群を右回りで回りコルチナ・ダンベッツオに出た。クリスタッロの裏側の景色もいい。赤茶けた岩峯が間近に見える、ハイキング中に見えた山と同じなのか。コルチナ市内に入らず迂回するようにファルツアレーゴ峠に向かった。途中マルモラーダへの道を示す標識を見てその道を行く。GIAU峠を通るのだが調べた限りでは初耳の峠だ。そこは予想のしなかった素晴らしい景色の峠だった。
峠からの下りは急カーブが26あり急カーブひとつ毎に番号がふられている。ギヤチェンジをしながら下る、下りきった所でまたオイルの焼ける臭いがした。今回はサイドブレーキも注意してちゃんと戻したし、坂を下るときもエンジンブレーキを主に使いフートブレーキは極力控えめにした。それでも焼ける理由が分からない。何故だろうか、ブレーキの故障なら効きが悪くなるはずなのにブレーキは正常だ。原因はなんだ。冷やすのも兼ねて昼食にする。
マルガ・チアペラを抜けフェダイア湖に向かう、マルモラーダの入り口だ。湖(ダム?)の下の峠の売店で地図を確認する。ゴンドラが動いているのが確認できたので上のケーブル発着場へ行く。
ここのケーブルは一風変っていて網籠に立って乗る形式だ、それも定員が二人と小さいその上籠も高さが腰までの1.2mほどしかなく隙間だらけのパイプの籠で上部は何もない吹きっ晒しである。乗るときはひょいと飛び乗らねばならない、二人の場合は2mほど離れて立って一人びとり飛び乗る。係員が補助しドアに施錠する。
ぶらぶら揺られながら雪のマルモラーダを目指す。眼下にしだいに姿を見せるフェダイア湖と遠くにサッソルンゴも姿を現す。サッソルンゴの籠も二人乗りだが全身を覆う箱になっているのでここの方がスリルがある。
籠を降りたところは何もない、雪を踏みその感触を感じたら直ぐ下りた。ゴンドラは乗るより降りる時の方が要領を要する、籠が駅についてクルッと方向を変えてから降りるので進行方向とは逆の方に降りることになる。力のモーメントが逆向きに掛かるので、おっとっとっととなる。もちろん補助する係がいるので心配は無い。
マルモラーダのゴンドラにも乗ったのでドロミテでの目的はほぼ達成された。もう一つの目的のラガッツオイ小屋での宿泊は、この時間からだとファルツアレゴ峠から小屋へ上がるロープウェイの時間に間に合わないだろう。それにひょっとするとあの小屋もシャワーが無いかもしれない、二日間もシャワー無しでは問題だと考えて其処へ行くのは取りやめた。
さて今夜の宿はマルモラーダの南側を走らせて、適当な宿が見つかった所で泊まることにする。まずカンッツエイに下りてモエナに向かいそこからマルモラーダの裏側に回る。山道は相変わらずの狭い道でそこを車がビュンビュン飛ばす。
途中の給油所からスイジのホテルに電話してもらい部屋が取れたら其処へ向かう案もあったので、カナッツエイの給油所でカウンターの女性に「Can you speak ennglish ?」 "No"でおわり。
モエーナ Moenaからマルモラーダの裏街道に入る。しばらく走らせるとサン・ペッレグリーノ San・Pellegrino峠に出た。景色もまあまあだし時間も6時前になっていた。日が長いとはいえ谷間に下りて行けば日暮れも早いし、遅い時間になるとディナーの準備に間に合わなくなる。
三ツ星の表示されたホテルへ行くと営業は明日からだという。この辺りのシーズンは冬場のスキー客のようだ。幸い向かいのホテルは営業開始していた。エレベーターもある立派なホテル2食で50ユーロ、家族部屋で4名用の部屋だった。
夕食はディナーと呼べるほど内容が良かった。牛サシとチーズのアペリチフで始まりベーコンで卵焼きを巻いたもの、緑色の一見豆のようなパスタで、猫耳麺を小さくしたようなものが皿いっぱいありお腹いっぱいになった。デザート用のフォークが残っているだけなのでデザートを待っていたらナイフとフォークが新たに出てきた。牛肉の煮込まれたものにレバーソースがかかった皿が出た。もうお腹いっぱいだけど詰め込んだ。デザートはアップルパイ、さすがに残した。
これだけの料理が出て50ユーロの宿泊費は安い。概して峠のホテルは料理が美味しい、これまで外れが無い。宿泊に迷ったら30分余計に走らせて峠まで行くべきだ。
お腹は一杯となり酒が入る余地も無い、部屋ではワインも飲まず寝た。部屋もファミリータイプで広々している。お勧めの宿です。
サン・ペレグリーノ峠の「Hotel Cristallo」でしす。