藤山まさきの備忘録

和歌山県議会議員 藤山将材のブログです

“猟友会”

2014年07月21日 18時13分38秒 | 日記
●『和歌山県猟友会海草海南支部』の定期総会に出席しました。



ところで、野生鳥獣による農作物への被害が増えていることはご存じでしょうか?

和歌山県でも年間で約3億円、全国では220億円以上の被害があるといわれています。

その一方で、被害を及ぼす野生鳥獣を捕獲するハンターは年々減少し、高齢化も進んでいるのですが、獣害対策は猟友会の皆さんにお願いするしかないのが現状だということを踏まえると、狩猟は、今や単なる趣味ではなく社会貢献とさえいえるかもしれません。

そういう中で、先の国会において環境省からようやくこれまでの保護行政から管理行政に転換する画期的な法案が出ました。

これはすなわち、鳥獣を保護する立場にある環境省が自ら旗振り役となって、「被害鳥獣は捕って下さい」というこれまでとは真逆のコペルニクス的な方針転換です。

これによって、田畑に対する農作物への被害を積極的に取り除いていくことが可能になります。

その上で、現在の猟友会がかかえる問題点として、高齢化が進んでいることと、今年末まで免除されている免許更新時の技能講習が、県内に射撃場が無いため、県外まで行かなければならないことで、更新を諦める方が一気に増える可能性があります。

その点については、技能講習免除の猶予期限を延長するための議員立法を、鶴保庸介参院議員が中心となって、次の国会に提出されると聞いておりますが、猟友会が弱体化しないように、今後は技能講習の問題も含め、周辺整備をきっちりやっていかなければなりません。

また、登録料についても各都道府県で高い安いはありますが、国の方針転換を受けて、今後は「捕ってくれてありがとう!」の話になりますから、減額や免除といったこともこれから前向きに検討していかなければならないと思います。





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