No.254 2006/4/2作成
Giant lake on Titan
この画像は、3月29日にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星最大の衛星タイタンの北極付近です。
この画像はその際に撮影された赤外線画像を処理して作ったものです。
タイタンは窒素を主成分とする厚い大気に覆われており、もやのせいで可視光線では地表の様子を見ることができません。
そのため、吸収されにくい特定の波長域の赤外線でしか、地表の様子を撮影することはできません。
今回撮影された領域は去年まではほとんど撮影されてこなかった地域です。
この画像の中央やや上方に暗い模様が見えます。
また、右上の画像はその部分を分かりやすく色づけしたものです。
これは以前にレーダー観測によって発見された湖と思われる地形に連続しており、巨大な湖だと考えられます。
湖と言ってもタイタンの気温は非常に低いため、水は氷としてしか存在することができず、湖を満たす液体はタイタンに豊富に存在しているメタンやエタンであると考えられています。
詳しくはオリジナル画像No.247 http://blog.goo.ne.jp/new_petty75/e/7e940ff81dc13cf2622f1df9da4c3fc7を参照して下さい。
北半球は現在冬ですが、最近のカッシーニによる観測で、高層に北極地方を覆う巨大な雲があることもわかっており、この地域の今後の観測に注目が集まっています。
元の画像:NASA/JPL提供
Giant lake on Titan
この画像は、3月29日にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星最大の衛星タイタンの北極付近です。
この画像はその際に撮影された赤外線画像を処理して作ったものです。
タイタンは窒素を主成分とする厚い大気に覆われており、もやのせいで可視光線では地表の様子を見ることができません。
そのため、吸収されにくい特定の波長域の赤外線でしか、地表の様子を撮影することはできません。
今回撮影された領域は去年まではほとんど撮影されてこなかった地域です。
この画像の中央やや上方に暗い模様が見えます。
また、右上の画像はその部分を分かりやすく色づけしたものです。
これは以前にレーダー観測によって発見された湖と思われる地形に連続しており、巨大な湖だと考えられます。
湖と言ってもタイタンの気温は非常に低いため、水は氷としてしか存在することができず、湖を満たす液体はタイタンに豊富に存在しているメタンやエタンであると考えられています。
詳しくはオリジナル画像No.247 http://blog.goo.ne.jp/new_petty75/e/7e940ff81dc13cf2622f1df9da4c3fc7を参照して下さい。
北半球は現在冬ですが、最近のカッシーニによる観測で、高層に北極地方を覆う巨大な雲があることもわかっており、この地域の今後の観測に注目が集まっています。
元の画像:NASA/JPL提供
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