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ミマス高解像度擬似カラーモザイク画像

2010-02-25 23:25:13 | オリジナル画像
No.391 2010/2/25作成

Mimas High Resolution False Color Mosaic

より高解像度の画像はこちらです。
オリジナル画像No.391高解像度版

今年2月13日にNASAの土星探査機カッシーニが土星の衛星ミマスに接近し、これまでで最も近い距離から撮影を行いました。
複数枚の赤外線、可視光線、紫外線、クリアフィルタの画像を合成して擬似カラーモザイク画像を作成しました。

中央に見える巨大なクレーターは、直径の約3分の1程の大きさがあり、発見者にちなんでハーシェル・クレーターと呼ばれています。
中心部が盛り上がっており、セントラル・ピークを形成しています。
クレーター内部は、他の領域よりもクレーターの密度が低く、クレーターが比較的新しいことを示しています。
クレーター内部は平らではなく、曲がりくねった複雑な地形が見えます。

さらに今回の擬似カラー画像で、ミマスの地表の組成が均一ではないことが分かります。
特にハーシェル・クレーター内部は、他の地域に比べて緑っぽく見えます(ただし擬似カラーであり、実際の色とは異なります)。
ハーシェル・クレーターを縁取る斜面は明るい物質から成っていますが、細かく見ると茶色の物質が所々で見られます。
また、斜面のふもとには帯状に暗い物質が見られます。

ミマスは大きさ418 x 392 x 383の中型の衛星です。
完全な球形ではなく、楕円形をしています。
ミマスは一面クレーターに覆われており、すぐ外側を回るエンセラダスとは全く異なる外観を見せています。

元の画像:NASA/JPL提供


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