新・南大東島・沖縄の旅情・離島での生活・絶海の孤島では 2023年

2023年、11年振りに南大東島を再訪しました。その間、島の社会・生活がどのように変わっていったかを観察しました。

貨物の受け取り

2023-07-02 18:28:55 | 旅行

  自動車、建材などの大型の貨物は「だいとう」の甲板にそのまま搭載するが、小型の貨物はコンテナーに混載されて輸送される。クレーンで船から岸壁に積み下ろされたコンテナーはフォークリフト車で少し高台にあるヤードに移送され、ここで貨物は荷主に引き渡される。一段目の写真はヤードの全景で、雨水をしのぐ鉄骨の屋根が設置されていた。前回の旅行の時、ここのヤードはコンクリートで固められただけであった。この屋根は最近になって建設されたようだ。ヤードに並べられたコンテナーの扉はそれぞれ開放され、荷主は発送した貨物を持ちかえることになる。
 三段目の写真は、荷主伝票を受け取るための伝票置場である。古いコンテナーの中に箱が置かれ、その中に当日到着した貨物の伝票が置かれていた。四段目の写真がその伝票の束で、ここから荷主が自分の伝票を選び、ヤードの担当者に確認させて貨物を受け取ることができる。セルフサービスの受け取りである。しかし、この方法では他人の伝票も丸見えとなり、他人が発送した商品が判ってしまい、情報管理からして都合が悪い。このため、2024年からは、荷主伝票はヤードの隅にある港湾事務所(なぜか運営しているのは村役場の港湾業務課であった)で係員から受領する方式に変わった。