きょうは 亡くなった方の霊を 再び浄土にお送りするための かがり火 が
京都の五山に 焚かれます。
我が家でも 祖霊の送迎という大役を果たしてくれた 提灯たちです。
昨日15日は終戦記念日でしたね。
戦後70年近い年月が過ぎましたが、今では戦争体験者も少なくなってしまいました。
92才になる私の父は その少ない内の一人です。
この年代の人たちは 青春を謳歌する事も許されず人生で一番楽しい思い出も作れず
国のために 命をかけて 戦地で戦い 今の日本はそんな大勢の尊い犠牲のもとに
成り立っているのですね。
そして国のために戦った人たちは誰一人として 個人の心配をしている人はいなくて
未来の日本を心配しながら亡くなった方ばかりです。
以前、父の書き残したものを読むと(父はまだ生きてますが・・ 笑)
つくづくそう感じます。
私なんか 自分のことで精一杯で 恥ずかしくなります。
父の随筆より
黎明(れいめい)あけし大正に 呱々(ここ)をあげたる我々は
明治の親に育てられ 百行の躾 身につけて
古風古訓の 学舎(まなびや)で 教育勅語の教え受け
敦厚(とんこう)豪気親に孝 知徳を学び 義を修め
大和 男子(おのこ)とたくましく 昭和の 御世(みよ)の壮丁で
徴兵検査に合格し 国の護りと軍隊へ
歓呼の声に送られて これぞ男子の誉れなり
新兵教育鍛えられ 一期の検閲終えたれば
大陸南方戦線へ 警備討伐作戦と
神州不滅を信じつつ 撃ちてし止まむ血は燃ゆる
春夏秋冬限りなく 砲弾弾雨をくぐり抜け
大義に生きる我等が使命 武運拙く華と散る
護国の神と靖国へ 祭祀されたる友もある
武運長久永らえて 終戦共に故郷へ
廃墟と化した町々に 祖国の復興キーワード
食料難とインフレで 苦難の道を乗り越えて
艱難辛苦(かんなんしんく)幾星霜 経済成長めざましく
世界に誇る国となり 古人今人(こじんこんじん)世は替わり
心の傷み(いたみ)癒えずとも 古希を過ぎたる昨日今日
我等が祖国 永久(とこしえ)に 平和と繁栄 希い(ねがい)つつ
( 完 )
京都の五山に 焚かれます。
我が家でも 祖霊の送迎という大役を果たしてくれた 提灯たちです。
昨日15日は終戦記念日でしたね。
戦後70年近い年月が過ぎましたが、今では戦争体験者も少なくなってしまいました。
92才になる私の父は その少ない内の一人です。
この年代の人たちは 青春を謳歌する事も許されず人生で一番楽しい思い出も作れず
国のために 命をかけて 戦地で戦い 今の日本はそんな大勢の尊い犠牲のもとに
成り立っているのですね。
そして国のために戦った人たちは誰一人として 個人の心配をしている人はいなくて
未来の日本を心配しながら亡くなった方ばかりです。
以前、父の書き残したものを読むと(父はまだ生きてますが・・ 笑)
つくづくそう感じます。
私なんか 自分のことで精一杯で 恥ずかしくなります。
父の随筆より
黎明(れいめい)あけし大正に 呱々(ここ)をあげたる我々は
明治の親に育てられ 百行の躾 身につけて
古風古訓の 学舎(まなびや)で 教育勅語の教え受け
敦厚(とんこう)豪気親に孝 知徳を学び 義を修め
大和 男子(おのこ)とたくましく 昭和の 御世(みよ)の壮丁で
徴兵検査に合格し 国の護りと軍隊へ
歓呼の声に送られて これぞ男子の誉れなり
新兵教育鍛えられ 一期の検閲終えたれば
大陸南方戦線へ 警備討伐作戦と
神州不滅を信じつつ 撃ちてし止まむ血は燃ゆる
春夏秋冬限りなく 砲弾弾雨をくぐり抜け
大義に生きる我等が使命 武運拙く華と散る
護国の神と靖国へ 祭祀されたる友もある
武運長久永らえて 終戦共に故郷へ
廃墟と化した町々に 祖国の復興キーワード
食料難とインフレで 苦難の道を乗り越えて
艱難辛苦(かんなんしんく)幾星霜 経済成長めざましく
世界に誇る国となり 古人今人(こじんこんじん)世は替わり
心の傷み(いたみ)癒えずとも 古希を過ぎたる昨日今日
我等が祖国 永久(とこしえ)に 平和と繁栄 希い(ねがい)つつ
( 完 )