霧海幻想

枕草子は「秋は夕暮れ・・・」なのだが秋の夜が明ける前の霧の海は美しい。
高台から撮影する雲海の写真は、夜明け前がベスト。
日の出すると光が霧に当たると飛んでしまう。
つまり早起きせよ・・・ということ(笑)

青い色調に山の稜線と霧。
毎日撮影できる訳ではない。
「運」なのです。

静寂の中、三脚を構えて思うのは、大切なのは「今」
明日のことはわからないし、昨日のことは返ってこない。
今を大事に積み重ねることが未来につながり、人生になると。

標高が高いところは寒い。
静まり返った夜明け前、誰にも邪魔されない空間でシャッター音が響いた。
同時に誰にも邪魔されない「ひとり時間」なのだ。