ほぼ月刊・ビーサンおやじがゆく。

訪れる人の期待を、ことごとく裏切るブログ...

穂高への道

2014-01-18 23:12:46 | 山川海酒
気が付いたらこのブログを始めてから2500日経過したらしい。
2500日割る365日で、えーと...約6年10ヶ月か。



記念すべき2500日目の投稿は、今年初めに誓った(誰に誓ったんだ?)山の復活についてだ。
決行すべきときは9月、ターゲットは北アルプスの前穂高岳。

なぜ、前穂高岳なのか?

初めて北アルプスに登ったのは、忘れもしない昭和56年10月10日だった。
高校卒業した年の体育の日だったからよく憶えている。

夜の街に夢中だったボクを見かねた職場の山岳同好会の先輩が山に誘ってくれた。
正直、キツイ肉体労働の合間に山登りなんてヤル気がなかったんだが、
夏も終わり涼しくなってきたことで体力的にも余裕が出てきたのか、何もわからずに誘われるまま付いていった。
その先輩は「一般の登山道ではないところで落石の危険があるからヘルメット持参だ。」という。
本格的なクライミング用のヘルメットなど持っていなかったのでどうすればいいか聞くと、
「職場(工場)のでもいい。」という。
登山用のヘルメットといったらこんな↓のが普通なんだが、


当時工場で着用していたヘルメットはこんなやつ↓だったワケで


でも、新調する予算もなく会社のロゴマークがはいったヘルメットをザックに忍ばせて行った。
他の同好会のメンバーに大笑いされたのは言うまでもないが、他の登山者にもクスクス笑われた。



北アルプスの10月といえば、雪が降ってもおかしくなくその日も雪がチラついていた。
ボクと先輩は岳沢から天狗沢経由で、他のメンバーは西穂高経由で天狗のコルで合流しキャンプの予定だったが、
雪だったのと天狗のコルでのキャンプは落石の危険ありということで、合流後は岳沢まで引き返すことになった。
岳沢に着くころには雪も止み、テントで夕飯の頃には青空と紅葉と初雪の三段染めを見ることができた。
東北の低山しか知らないボクにとって三色に染まった北アルプスの岩稜は、ヒマラヤかヨーロッパアルプスかと思えるほどの絶景で、
山に通いつめるきっかけとなったのだった。
翌日は快晴の中、前穂高に登頂し人生初の3000m峰を踏んだのであった。



ようするに、初めて制覇した3000m峰にもう一度登りたいってことなんだよ。
できれば初登頂のときと同じポーズをとって写真を撮り若いころと比較してみたいんだが、その写真が見つからない。




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