博物館とかで見る昔の手仕事に、信じられないくらい愛しい物があります。
例えば、1000年前の刺繍の繊細さ可憐さ。
なかめんさんのこの作品を見て、なんだかそれを思い出しました。
梅雨の季節を刺繍したカバン。
美しいグラデーションの紫陽花のサークルに、なかめんさんがずっと描いてる、旅パンダ達がいます。
小鳥達と、旅パンダ。
一つ一つが可愛くて、手にとってしばし見惚れました。
キュッとしばると巾着に。
ヒモの先にも水色の花。
そして、袋の裏側にも散らばる花。
この作品を作るなかめんさんの、静かな姿が見えるようで、それで遥か昔の手仕事を思い出したのかもしれません。
2000年後にこれを誰かが見つけたら、きっと愛しさに、胸が締め付けられるだろうな。
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