目くばせを送る相手は、少女時代の共犯者です。
10代の、いや、もしかしたらもっと前の自分は、今よりはるかに性的でした。
ピンク色やレース、可愛い瓶、おもちゃ。そして、頭の中の、残酷な妄想。
小鳥や薔薇と血や死が、簡単に隣り合わせにいました。
裂かれるお腹も、見たことが無かったクリームたっぷりのケーキも、同じぐらい遠くて身近な幻でした。
くすくす笑いのままで、頭の中はヘンリーダガー。
ヤブウチさんは、もやもやした抽象的な物さえ、とても可愛く素晴らしい完成度で、作品にしてしまいます。
だから私も「ああ、もう・・」と昔から知っている、暗い森に住む少女の隣人に目くばせします。
ニヒル牛のショーウインドウと黒ボックスで5/27まで。
10代の、いや、もしかしたらもっと前の自分は、今よりはるかに性的でした。
ピンク色やレース、可愛い瓶、おもちゃ。そして、頭の中の、残酷な妄想。
小鳥や薔薇と血や死が、簡単に隣り合わせにいました。
裂かれるお腹も、見たことが無かったクリームたっぷりのケーキも、同じぐらい遠くて身近な幻でした。
くすくす笑いのままで、頭の中はヘンリーダガー。
ヤブウチさんは、もやもやした抽象的な物さえ、とても可愛く素晴らしい完成度で、作品にしてしまいます。
だから私も「ああ、もう・・」と昔から知っている、暗い森に住む少女の隣人に目くばせします。
ニヒル牛のショーウインドウと黒ボックスで5/27まで。