小川てつオ

ニヒル牛内箱No13。
これが、小川てつオの郵便受取り住所です。
彼は居住を持ちません。以前は居候を転々と、今は、代々木公園内のテントが彼のすみか。
だから郵便は、すべてニヒル牛に届きます。
小川てつオは絵を描いて、文章も書きます。
そして、自分のテント前で「カフェ・エノアール」を開いて、代々木公園に住んでいるいろんな人に絵を、描く時間や場所を提供したりしています。
見せてもらったそれらの絵は、私が一番、感情を揺さぶられる類の絵でした。それはある意味、私がニヒル牛でやりたいと思っていて出来ないでいる事を、形にされているようでもありました。
しょうもないし、腹も立つことの多い男なのですが、ニヒル牛でささっと作った料理は、驚くほど、美味しかったのです。こんなに甘いお米を、初めて食べたと感激さえしてしまいました。悔しいけど。
明日からの3日間は、小川てつオにニヒル牛2でカフェをやってもらう事にします。
夕方5時から。月曜日から水曜日だけの3日間。その間には、小薗井まにの絵画展と一緒に、トイレ内で、「エノアール」展もいたします。
彼は「今はこんな野菜ならあるよ」と話して、「じゃ、それ見てメニュー決めよう」と言える数少ない料理人でもあります。
明日から3日間、ニヒル牛2に行った人は、トイレの中を見ることを忘れないで!

玄米定食　　　　　　　　　　500円