2019年2月28日の米朝会談が合意に至らなかったのは大変残念だ。
トランプ大統領が大統領選挙を控えていることとロシア疑惑などのスキャンダルを打ち消すために外交的成果を焦って譲歩すると読んで、金正恩委員長が強く出たからではないか。また、金正恩氏が国内経済の苦境を脱するために譲歩せざるをえないと読んでトランプ氏が強く出たからかもしれない。
トランプ氏と金正恩氏それぞれに国内に負の条件(スキャンダル、経済苦境)があるので、双方とも交渉で強く出ざるをえないが、逆にこの負の条件があるから双方とも譲歩できない。だから合意に達せず会談は決裂した。
前にも私のツイートで指摘したように、北朝鮮の完全な非核化を一気に実現することも、北朝鮮に対する経済制裁を完全に一気に止めることも難しい。現実的には、米国と北朝鮮は、非核化も経済制裁の中止も、段階的に少しずつ進めていくしか方法はない。
したがって、米朝会談が合意するためには次の条件が必要ではないだろうか。
北朝鮮は、北朝鮮が保有し廃棄できる核施設の数・量を分割し譲歩条件を提示できるが、一方、米国は経済制裁を数量化できるかどうか、そして北朝鮮が提示するその譲歩条件に見合う分割量を提示できるかどうか、ではないかと私は考える。
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