前回に続き今日も不妊治療中の心境について。
奥様が不妊治療中で、奥様が辛くてなく気持ちがわからない、という貴方。
昨日の私のブログに一旦目を通していただきたいのです。
薬の副作用、しんどいです。
自分でする皮下注射、気分が滅入ります。
でも最も辛いことは肉体的な辛さよりも精神的なことです。
赤ちゃんができるのは奇跡です。
風邪の時みたいにこの薬を飲んだら治るよ、というものはありません。
先生方だってわからないのです。
薬を飲んだって注射をしたって赤ちゃんができるという確約はないー
それでも奇跡を信じて治療をするのです。
いつまで続くかわからないトンネルに踏み込むのです。
そんな確率の低いことのために大金はたいて治療なんて考えられん!
そんなこと思う男性もいるでしょう。
実際我が夫がそうでした。
彼はそもそも不妊治療にまったく最初は協力しませんでしたから。
けど幸い我が家には治療の末子供が産まれると夫は現在息子に骨抜き状態。
だから貴方も赤ちゃんがそこまで欲しい理由がいまは分からなくても、出来たらそうなってしまうと思います。
そもそもこの段階でパートナーに赤ちゃんが欲しくて治療をしてるという気持ちを共有できないことが、私は相当キツかった。
機嫌を損ねたらもう体外受精の日に協力してもらえないからどんなに辛くても夫の前ではニコニコ笑顔 心の中は大雨なのを隠して。
「頑張ってるね、つらいね」
そういう一言がどれだけ欲しかったか。
そして治療では男性の医師に股を開いて大切なところを見せるわけです。
逆だったらいかがでしょうか。
貴方が女性のお医者さんの前でパンツを脱いで男性器を触診されたあげく、「精子がありませんねえ」とか「動きが悪いですねえ」とか言われるわけです。
夫のクマ吉は女性のスタッフに「次回このカップに精子を取ってきてください」とカップを手渡された時、激しく怒っていました。
女性スタッフに、、、。こんな屈辱ないわ!!と。
その屈辱的気分を私は毎週毎週受けているんだよ、って言ってやればよかった。
俺ばっかなんで妻の気持ちに寄り添わなきゃいけないんだよ、俺の気持ちはどうなる?!
そう、ここで問われるのです、夫婦としての在り方が。
治療してでも子供が欲しいという女性の本能に寄り添えるか、
それともやっぱり治療してまで欲しいっていう気持ちがわからん、となるか。
奥様が勝手にやってるから、じゃないんです。
ここでお互いの本質がむき出しになる、とクマ子は思っています。
気持ちに寄り添えないー
ならばそれが貴方の本質です。そしてそれが悪いわけでもない。
それが貴方なのですから。
本質は変えることはできません。
ならば本質が合う相手を選び間違った、ということになります。
お互いに。
縁あって夫婦になったのですから、とことん話し合ってください。
面倒だ、と目を背けずに。
今目を背けると、のちのちそれが倍になってやってきます。
だから話し合って。