浅田レディースクリニック品川に通院する機会が減っていたので、しばらくご無沙汰しておりました。さて、3回目の体外受精に向けて体を作っていっています。
今度の体外受精は早くて今月末、もしくは4月にはいってすぐになる模様。エストラーナという、例の悩ましき皮膚摂取型ホルモン剤も再びスタートしました。今日は体に4枚貼っています。来週は8枚貼る日もあるのでちょっぴり憂鬱なクマ子です。
先週末に久しぶりに友人に会ってきました。クマ子の地元の友人です。彼が出張で東京に来ていたので、クリニック帰りに品川でお茶してきました。
彼はコーヒーを、クマ子は紅茶を飲みながらお互いの近況を伝えます。男性に不妊治療の話をするのは気がひけますが、彼はお仕事上不妊治療の分野には詳しい人物。なので今、浅田レディースクリニックで治療をしていることを話してみました。
クリニックのこと。
治療のこと。
クマ子のメンタルのこと。
夫のこと。
一通り聞いた後、その友人がこう言いました。
「クマ子すごいラッキーだったな。浅田レディースクリニックは今や世界が注目しているクリニックだぞ。不妊治療件数が世界一なのに実績がワースト1の日本で、浅田レディースクリニックの技術はずばぬけているんだから。」
え?!!そうなの?!!そういえば通院中、何度か浅田先生が海外からの視察団を率いてクリニック内を説明してまわっている光景に出くわしたことがあるな。
彼曰く、日本の不妊治療はビジネスになっているそう。不妊治療と看板をだせば患者があちこちから集まる。だから技術がなくても結果がでなくても「不妊治療やってます」と謳うそう。
不妊治療は技術でその結果が左右される世界だから、患者は近くのクリニックではなくて、多少遠くてもしっかり技術が実績で証明されているクリニックを選ばないと最終的に治療費の払い損、なんてことになりかねないんだとか。
「そんな技術があるクリニックなのに私、もうすでに採卵3度目だよ。体外受精まだ2回しかしてないのに・・・なんだかなあ。」旧知の友人との会話で気が緩み、思わずクマ子の本音がポロリと口先からこぼれてしまいました。
そうなのです。クマ子は採卵で1回あたり6個ぐらいしかとれないことにちょっとした不満というか、落胆をおぼえていたのです。2回目の採卵なんて1個だったし。みんな採卵でだいたい15個とれるっていうのに・・・。
それを聞き逃さなかった友人。
「まあ、採卵3回は多いと思うけど、でも仮にクマ子が他のクリニックに行ってたら3度じゃすまなかったと思うぞ。それに卵も全部ちゃんと受精卵になってるんだろう?それ、実はすごいことなんだけど。他のクリニックだったら受精卵できなかったのでまた採卵しましょうう、がエンドレスに続くと思うわ。」
そうなのか。そんなにすごいのか、浅田レディースクリニックの技術は。
素人目には技術のすごさがイマイチ良くわからないけれど、その世界に詳しい彼がそう言うなら間違いない。
「じゃ、俺そろそろ行くわ。頑張れよ」
そう言ってさっそうと品川駅を後にする友人。
今日彼に会ってよかった。終わりが見えない不妊治療。心のもやもやした部分が紅茶と一緒に押し流されたような、そんな気がしました。