子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

「三人姉妹」

2018-10-10 | 私と夫の妊活日記

食欲の秋まっさかりのクマ子です。ぼーっとする時間ができるとついつい食べることに意識がいってしまうので、できる限り用事をつくるようにしています。

 

それでもすることがない時は、ずばり読書でしょう。

もともと読書は好きなので読み進めて一旦物語に入り込むと、なかなか本の世界から現実世界に戻ってくることができません。

 

昨日読み終えたトニー・パーソンズ著の「三人姉妹」。ページ数も多いくて読み応えがありました。イギリス人の男性作家の本で、数年前にブッカー賞に選ばれた本です。それで興味があって図書館で借りてきたのですが、なかなか面白かった。

 

物語はロンドンに暮らす3人姉妹の人生について。

同じ女性なのに長女、次女、三女の人生は三人三様。子供の頃に母親が三姉妹を捨てて他の男と家をでていくところから物語はスタートします。

 

母親が不在になった家では長女は妹たちの母代わりとなり、自分の時間を犠牲にして育児に奮闘します。その結果、結婚して子供を産んで子育てなんて絶対いや、大人になったら自由きままに生きることが理想になり、その通り独身で自由に毎日を過ごしていたのですが・・・。

 

次女は自営業で成功した彼と結婚してお金も時間も何不自由ない生活を送っています。ただ1点、子供ができないことを除いてはー。自然に妊娠しないまま年月は流れ、ようやく不妊治療を始めるのですが、それでもなかなか子宝に恵まれません。そして夫婦が選択したのは・・・。

 

次女が子供ができないことを嘆いている中、三女は一晩限りの相手との子供を身ごもってしまいます。研修医でこれからやっと本物の医者になれる矢先に発覚した妊娠。子供を今産めば、今まで築いてきた努力とキャリアがパーになる・・・産むか中絶するか。三女が下した答えは・・・

 

この3人の人生が「姉妹」ということを軸に絡み合って、うまくえがかれています。

著者のトニーは男性なのに子宝に恵まれない次女の心理描写が的確すぎる!!そして男性だからこそ書ける夫側の心理。妻目線、夫目線の両方がわかって妙に納得してしまいました。

 

それにしても人生って皮肉。

子供を望んでいる夫婦に子供はできなくて、仕事熱心で子供どころか結婚もしていない独身女性が一夜だけで妊娠。

 

もし興味があれば読んでみてください☆


治療のつらさはひとそれぞれ

2018-10-09 | 私と夫の妊活日記

クマ子はよく自分以外の方の不妊治療体験ブログを読んでいます。

そして本当に治療している人の数だけいろんな想いがあるんだなあと、ひしひし感じる今日この頃です。

 

副作用がつらい人

治療自体がいたくてつらい人

結果がなかなかでないことがつらい人

一喜一憂してしまうのが辛い人

いらいらして人にあたってしまう自分が嫌でつらい人

そして夫が協力的でないことがつらい人

 

 

わかる、わかる。

不妊治療をしていると、だいたいこういうことを全て経験しますよね。なんでもそうですが、こればっかりは経験しないとわからない。

 

きっとクマ子も今の経験がなければ、一生不妊治療の大変さを理解することもなかったと思います。経験者だからこそ、もし仕事に復帰してその職場に不妊治療をしている女性がいれば、仕事をヘルプしてあげようとか、そういう気持ちを持てるようになったのだと思います。

 

いろんなつらいことがある治療ですが、ラッキーなことにクマ子は治療自体がいたくてつらい、というのは今ところありません。

人によってはお尻に筋肉注射を毎回刺すので、お尻があざだらけになっている方もいるようですが、クマ子がお尻に注射したと言えばたった1回。人工授精をする前に1回、だけ。

 

しかも「普通の注射より痛いですよ」と看護師さんが言うので覚悟をしていたのですが、全然痛くなかった。

 

普段の注射も全然痛くないし、採卵だって麻酔をかけてもらえるから気が付いたら終わってたし。薬も若干の副作用はあるものの、もうつらくてたまらん!という感じでもなく。

 

浅田レディースクリニック品川院になってからは待ち時間もないし、先生も看護師さんもみなさんとても親切で誠意をもって対応してくださるし。

 

クマ子にとって最もつらかったのは夫の協力が最初全く得られなかったこと、かな。心が張り裂けそうなぐらいつらかった。今は協力してくれるようになったけど、それでもまだ協力を要請する時は遠慮しちゃうし。

 

それでもこうして日々治療ができることをありがたく思います。

夫が協力してくれないからと、あの時諦めていたら、子供を授かる可能性すら得ることができなかったのだから。今は可能性が、ある。

 

子供ができなくても後悔しないよう、ちゃんと治療に向き合っていこう。


英語教育よりも大切なこと

2018-10-03 | 私と夫の妊活日記

クマ子の家の近くに保育園があります。

 

この保育園は先生はみんな外国の先生。園児との会話ももちろん英語です。

 

今流行りの英語で生活をするNursery schoolのようなのです。

 

時折聴こえてくる2、3歳児の英語の発音はネイティブ並み。

 

こう見えてもクマ子もえらく遠い昔にイギリスにちょこっといましたからね、負けないぞ!!と思いましたがもう敗北を認めざるを得ません。

 

子供の吸収力ってすごいなあ。

 

 

やっぱり小さい時に英語の環境を与えると自然にそうなるのね。

 

クマ子は子供のころ、インターナショナルスクールに憧れていました。

 

だからかな、子供ができたら幼稚園から英語で教育してもらえるような幼稚園にいれて、将来英語に不自由しないようにさせよう、と考えていたものです。

 

 

ところが去年、明石家さんまのホンマでっか!?TVで衝撃を受けました。

 

脳科学の権威、澤口先生が「ちびっこに英語の教育をさせたら英語が話せるようになるなんてない。

 

大人になったらそんなもの忘れてしまう。それよりも3歳になるまでにもっと情緒が育つ教育をすること。英語なんてもっと後で大丈夫」

 

みたいなことをおっしゃったのです!

 

つまり3歳までにその子供の人格の基礎となる部分を作る方が、英語教育よりも重要ということ。言語などは本人が興味を持ち始めて初めて学ぶぐらいで十分伸びるそうです。

 

 

「三つ子の魂百まで」とは昔の人はよく言ったものですね。

 

というわけで、子供ができたら3歳までにクラシックを一緒に聴いたり、絵をみたり、工作したりとそういうことに力を注ごうと思います!

 

 

コウノトリさん、こういう計画であなたを育てるのでどうぞ安心してお腹にお越しください!


ひとかけら、純なもの

2018-10-02 | 日記

女優の樹木希林さんが旅立たれて一週間。先日30日に葬儀が行われたようで、多くのテレビ番組でその様子が報道されました。

娘、内田也哉子さんが語る父、内田裕也さんと母、樹木希林さんの奇妙な夫婦関係、家族関係。クマ子はそれを聞いていて、改めて樹木希林さんの妻として人間としての器の大きさを感じました。

 

お話によると也哉子さんは生まれてからずっと希林さんと2人きりの生活だったそうです。それなのに父である内田裕也さんの存在はひどく重く、ときおりその重圧に耐えかねるほどだったとか。

 

そしてその奇妙な夫婦関係を思い、お母さんに「どうして離婚しないの」と詰め寄ると、希林さんは必ずこう言ったそうです:

 

お父さんにはひとかけら、純なものがあるから。

 

そしてその一言で也哉子さんを黙らせてしまうそうです。

 

ひとかけら純なもの、てなんだろう。

それはきっと希林さんにしか見えないもので、希林さんしか感じられない何かで、そこに希林さんはひどく惹かれていたのでしょうか。

 

10あるうち、9つが悪くても1つだけどうししょうもなく惹かれる部分があると、人は人を愛し続けることができるのかー。

私たち夫婦はどうかな。

 

今の私たちは10あるうち、9つ良くても1つ悪いところがあるだけで、残りの9つも悪くみえる気がします。

樹木希林さんのような愛し方はまだまだできません。

 

クマ吉と一緒に歳を重ねて、いつまでもお互いのどこかに惹かれあう夫婦でありたいー

そんなことを思った1日でした。


どこまで信じる?東洋医学。

2018-10-02 | 私と夫の妊活日記

結婚してから不妊治療を始める前まで、クマ子は不妊鍼に通っていました。不妊鍼の名医で通院は週1回。治療費は5000円。1か月だと20,000円の出費でした。

 

東洋医学は効くーこれを信じる信じないはその人によると思います。

 

でも鍼や漢方などのいわゆる東洋医学は科学的根拠が今一つないといいますか、民間療法に近い感じがあることも事実です。

だから浅田レディースクリニックの最初の説明会の時に院長が「当院での治療はすべてエビデンス(科学的証拠)に基づいた治療のみを行います。鍼などは証拠がありません。お金に余裕があってどうしようもない、というなら通ったらいいんではないでしょうか」とおっしゃったことも理解できます。

 

実際、このクリニックの治療はとても明瞭で、妊娠という目的に向かって無駄がない治療だからです。処方される薬をちゃんと飲むことで、確実に体の中は変わり、診察でも薬が効いていることがわかります。

 

一方東洋医学は患者に無駄と感じさせてしまう治療になってしまいます。内診できるわけじゃないし、効果が数値ででるわけでもない、目視できるわけでもないから、それは当然ですね。

 

あくまでも自分が「あ、体調がよくなった気がする」と思えば効果がある、ということだろうし、効果が得られないと思っていても「短期間で効くものではないし」・・・と変に自分を理解させてしまう。

 

そんな自己心理に激しく効果を左右される東洋医学ですが、クマ子は浅田レディースクリニックも東洋医学も信じています。

実際、鍼の先生のところで週に1回、鍼をしてもらうと全身がぽかぽかして、血流が良くなったなあと感じることができます。頭頂に鍼をさしてもらえばすーっと気持ちが落ち着きます。

 

食事についても鍼の先生から徹底的に指導を受け、今は朝昼晩すべて玄米。おやつはサツマイモを焼いたりして、それまで大量に毎日食べていたアルフォートやポテトチップス、ポッキー、トッポなどを一切食べることをやめました。

 

お菓子が食べたなったときは市販のお菓子を日常的にたべるのではなくて、ちゃんとしたケーキショップで買って食べるようにしています。1カット500円前後の素材も見た目もおいしいケーキ。ちなみにクマ子は新宿高野のケーキが大好き。

日常にケーキ、って高いように感じますが、毎日100円前後のお菓子を毎日食べている方が高くつくし、体にも良くありません。

 

ケーキのお供はコーヒーじゃなくて紅茶かハーブティー。

東洋医学に基づき食生活を改めてからは体重も気が付けば3か月で4キロダウン。もともと細身でしたが、おなか周りにあったぽっこり脂肪軍がなくなって、体温も高くなってきました。

 

今はクリニックの通院をメインに考えているので鍼治療はやめてしまいました。でも食事療法は今でも続けています。

 

ネットを見ればいろんな健康方法が紹介されていますし、子宝が授かることをうたったサプリメントもたくさん売られています。

 

何を信じるか信じないかはあなた次第。

正しい情報を得て、自分にしっくりくるものを取捨選択していきましょう!