子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

たかが授乳、されど授乳。

2020-01-31 | 私と夫の高齢出産からの育児日記

赤ちゃんを産んでからは待ったなしで始まるのが授乳とおむつ替えです。

 

この大仕事を母親初心者の私が今後数年にわたって務めるわけですが、これほどおっぱいをあげるのが重労働とは思ってもみませんでした

 

お母さんがおっぱいをあげる姿って、はたから見ると赤ちゃんがおっぱいを飲み終えるのをただじーっと待っているだけに見えていたのですが。

 

えらくしんどい・・・

 

かなりの重労働です。

 

まず膝の上に赤ちゃんを横にして乗せておっぱいにのませることができません。ひざの上からだとおっぱいに赤ちゃんが届きませんから。

 

だから横抱きでだっこするなり授乳クッションを使って飲ませるのですが。

 

これがめっちゃくちゃ肩が凝るんです

特に私は母親初心者

抱っこさえもまだぎこちない状態。

 

だからこのおっぱいをあげる姿勢でさえも肩にめいいっぱい力がはいっちゃって

 

そしておっぱいを吸わせている間は赤ちゃんの様子が気になって見ているので、クマ子はずーーーーっと下を向きっぱなし。

 

スマホでストレートネックになると世間では言われてますが、授乳の方が一発でストレートネックになりそうな気がします。

 

さらに生まれたての赤ちゃんは一回にたくさんのお乳をのめないので、1-2時間おきに泣いておっぱいを欲しがります。

 

これが堪えました・・

夜、全く寝られません

 

我が子は1時間おきに泣くのです。それがおっぱいだったりおむつを替えてくれー!だったり。

クマ子がうつらうつらしかかったら「ぎゃーーー!!!!」と我が子が起こしてくれます

 

今は実家にいるので、日中はクマ子母に赤子を託して少しでも寝るようにしていますが、それでも産後2週間は心身ともにきつかった・・・

 

赤ちゃんがなんで泣くかもわからなかったし、自分は睡眠不足で体力の限界だったし、何より何より・・

 

お股が痛かった・・・

 

出産の時に会陰切開といって、赤ちゃんを出すために多くの妊婦さんがお股を切ります。

その縫い傷が痛くってたまりませんでした。

 

普通に座るのが痛いのに、赤ちゃんという重さのあるものを抱えて座っておっぱいをあげるという動作はもう地獄

 

先輩ママである従妹からドーナツクッションをもらっていたので、まだましでしたが、それでも痛いんですよ、お股の傷は。

 

入院中は痛み止めを処方してもらっていたので痛いながらもまだ「薬があるから」と思うことで精神的に安心でしたが、退院後は薬なし。

 

クマ子は特に縫合傷の治りが遅かったので、一生この痛みを抱えて生きていくのでは・・・とさえ思ったぐらいです。

 

だって、トイレで用を足すことさえ怖かったぐらいですもの。特に産後当日と翌日のトイレは、すごく緊張しました。お腹に力入れて縫合が裂けても困るし、そもそも用を足すという動作が傷に響くし。

 

 

お股の傷が日常にこれほど影響を及ぼすとは夢にも思っていませんでした。

 

それでもお股の痛みがすこし和らぐ座り方を見つけて、その姿勢で授乳して頑張ったのすが・・・

結局今腰にきています。

後でわかったことですが、左右対称のカタチをしているはずの骨盤が、えらくずれていました

 

助かったのは我が子はおっぱいを吸うのがうまかったこと。

がばっと大口を開けて乳輪全体と乳首をチューっと吸ってくれたので、乳首だけが吸われて切れて痛む、ということはありませんでした

 

でも世間では乳首だけ吸われて、腫れあがって授乳が辛い・・・というお母さんがいると良く聞きます。

そうでなくても産後は乳房がパンパンに張ってゴリゴリに固くなって痛いのに、乳首が切れたらもう・・・。

 

 

たかが授乳。

されど授乳。

 

こんな思いをしてクマ子の母もクマ子を育ててくれたのね・・・。

クマ子母にまた感謝です。

 

育児は続くよ、どこまでも。

クマ子の眠れない夜は当分続きそうです


念のため。

2020-01-29 | 私と夫の妊活日記
よく出産の痛みは忘れるから2人目3人目と産めるなんて聞きますが。


クマ子はあの痛みを一生忘れそうもありません。もう2度とゴメンだわ!


そう思っていた矢先に浅田レディースクリニック品川から書留が届きました。


浅田レディースクリニック品川はクマ子が不妊治療で大変お世話になったクリニックです。


こうして赤ちゃんを無事授かったのもクリニックあってのこと


そこから書留で届いた封書。
中にはお知らせの紙が1枚。


内容はクリニックに保存している受精卵を本当に破棄していいですね??という確認でした。


クマ子は採卵した受精卵がまだクリニックに残ってるんです。


昨年11月の段階で「12月31日で保存期間が終了するので、もし更新するなら保存終了日までに更新代金を振り込んでね」というお知らせが届いていました。


2020年は40歳になる年。


年齢的に妊娠しても大変だろうし、仮に妊娠してももう出産はこりごり、と思っていたので、振り込みしませんでした。


でも出産して一ヶ月半経った今。
考えが変わってきた自分がいます

もう1人いてもいいなあ、と。
人間、欲が出るもんですね。


クマ子もクマ吉も歳です。
将来私たちが早々に死んだらこの子は1人。


兄弟がいれば寂しくないかな、なんて思うようになりました。


でも産む以上は育てることができる環境が絶対条件なわけで。
特に金銭面。


高齢のクマ子が欲しい!だけで赤ちゃんをつくるのは私のエゴでもあります。


そんなことを考えるようになった矢先に届いた封書でした。


書面の内容は要約すると、
「受精卵の保存期間が終了しました。本当に破棄していいですか??振り込み期限に間に合わなかった人は1月31日までに振り込んでくれたらまだ間に合いますよ。」

というもの。
1か月振り込み期限を待ってくれているのです。


これで振り込まなかったら今度こそ破棄するぞ、と。



どうしよう、、。



散々迷って今日振り込みました。
1ケーンに更新代金52800円。


とりあえず保存しておけばあと1年落ち着いて迷うことができます。


破棄したらそれまでですから念のため。
それに受精卵を子宮に入れてもまたちゃんと妊娠するとは限らないですしね。


クマ吉とももう一度子供について話合わなくっちゃ。


母性本能がないかも

2020-01-28 | 私と夫の高齢出産からの育児日記
陣痛開始から14時間、病院に入ってから約7時間。

ようやく赤ちゃんが産まれました😃


今振り返ると出産直後とその日1日は正直赤ちゃんを「かわいいーー!!」とか全く思いませんでした。

抱っこしても「どうすんだ、この赤ちゃん、、」という感じで困ってしまった自分がいて。


母子同室だったのですが、赤ちゃんが泣くたびに呼び出しボタンを押して助産師さんを呼びました。


その時点でまだ泣いている我が子が自分のお腹から出てきたなんてにわかに信じられなくって。


自分は母性が欠如してる病気かも、、、と真剣に思ったぐらい。



それが大口開けておっぱいにむしゃぶりつく我が子を見ているうちにすご〜〜く愛おしさが増してきて、、、。

今はもう可愛くってたまりません



しかし赤ちゃんって不思議です。
産まれたばっかりなのにどうしておっぱいがわかるのでしょう。

目が見えないから必死で乳首の位置を探して、見つけたら小さなお口をこれでもか!!ってぐらい開けて乳首に吸い付いて。


この時期の記憶は残らないけど、きっとこうやって母親の匂いとかが安心につながっていくんだろうなあ。


こればっかりは母親の特権ですね🤗



さて次の記事からは今大奮闘中の育児について書いていきます。


まー、大変な毎日で、、、。
想像以上です😂😂


どうして良いか分からず打ちひしがれて産後3週間目の夜に泣いたこともありました。


赤ちゃんとの生活は待ったなし‼️
日々走り回ってます☘️

ついに赤ちゃんとご対面

2020-01-24 | 私と夫の高齢出産からの育児日記

会陰切開。やはりこれは避けられなかったか・・・。

お股を切られることにとても抵抗がありましたが、ちゃんと麻酔をしてからとのことだったので安心しました。

 

麻酔後、お股を切られる音がしましたが痛みはなく。

というよりも陣痛の痛みがすごすぎてそれどころじゃなかったのですが。

 

その後も助産師さんの誘導のもと、何度も何度もいきんだのですが、そのたび「いきみ方がうまい!!そうそう、上手よ!!」と褒められ苦しい中でも嬉しかったクマ子。

 

「頭がでたよ!!!」

先生がそう教えてくれたあたりから、クマ子は体力を消耗してもう何も考えられない状態。赤ちゃんは相変わらず心拍は下がらず、助産師さんたちを驚かせていました。

 

赤ちゃんがこんなに強い反面、母であるクマ子は衰弱しきっていました。

「母体に酸素マスクつけて!!!」

 

そう助産師さんが叫ぶ声が聞こえたな~と思っているとクマ子の口に酸素マスクがあてられました。

そっか、、、母体って私のことか

スーハ―スーハ―。

酸素がおいしい。

赤ちゃんが頑張っているのに母体の私がこんなことでどうするんだ

 

「ラストスパートよ!!いきんでーーーーーーー!!!!!!」

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーー!!!!

 

助産師さんの掛け声と共に最後の力を振り絞っていきんだその時。

生暖かい塊がぬるっと股から抜けた感覚と同時に

 

おぎゃああああああああああああああああああ

 

元気な赤ちゃんの声が分娩室に響き渡りました

我が子が・・・

我が子が産まれた・・・

 

 

「クマ子さん、おめでとう!!元気な元気な男の子!!クマ子さんのお母さんを呼んで!もう中にはいってきてもらって大丈夫だから!」

 

分娩中は夫はもちろん、母や家族も絶対立ち入り不可にしてもらってたので、それがようやく解除され、助産師さんが母を呼びに行ってくれました。

 

おぎゃあああああ

ほぎゃああああ

おぎゃああああ

 

泣きわめく赤ちゃん。

 

「クマ子さん、お腹の上に赤ちゃんのせるよ、落ちないようにこうやって支えてあげて。」

 

そういって助産師さんが赤ちゃんをお腹の上にのせると、クマ子の手をそっと赤ちゃんに導いてくれました。

 

あたたかい、小さな私の赤ちゃん

全身真っ赤にして、お腹の上で泣き叫んでいます。

これが私のあかちゃん。新しい家族・・・

 

「クマ子、元気な男の子よ

気が付くと横に母が立っていました。

「おめでとう。クマ吉さんも東京から向かってる最中。夕方には着くってさ。」

でもまだクマ子は赤ちゃんを産んだ実感がなくて・・・。

 

「クマ子さん、会陰切開したので麻酔をして今から股を縫合していきますね。」

足元は当たりまえですがすっぽんぽんで、大量の血。そして先生は黙々とクマ子のお股を縫ってくれてます。お腹には赤ちゃんがのっていて、横には母が立ってその様子を見ていて。

 

お産の感動よりもそのシュールな光景が気になって仕方ない

クマ吉を立ち会わせずによかったと心底思った瞬間でした。こんな光景、血がだけなクマ吉がみたら卒倒してるところだったわ。

 

「それにしても、こんなに大声で泣くあかちゃんも珍しい。元気な赤ちゃんですね」

と、助産師さん。

 

「クマ子さん、おめでとうございます!!私、もう感激してしまいました!!」

頭側に立っていたスタッフ2名がそう言ってくれたのでそちらを見ると、この人達、助産師さんでもスタッフさんでもないぞ・・・。

ずっとうちわで扇いでくれてたけど、誰だ・・・?

 

「〇〇大学看護学部の研修生です」

 

なんだとーーーー??!!!!!!

 

じゃあクマ子が陣痛でのたうちまわってて気が付かない間に入室して分娩をしっかり見ていたのか!!!!!

は、恥ずかしすぎるーーーーー!!!

すごく叫んでしまったし、えらい顔でいきんでたし・・・

今、すっぽんぽんで血だらけの中お股縫われてるのも見られているし!!!!

 

しかし・・・

しかししかし。

赤ちゃんとは小さいものだなあ。

 

ふとお腹の上の我が子に意識が戻りました。

私が産んだのか・・・

よくテレビドラマやネットで、赤ちゃんを産んだ瞬間感激して、とかやってるけど、正直クマ子には今現在、それほど気持ちはこみあげてこず。

 

この子が我が子なのかまだ信じられない感じ。

とにかく、無事に出産できてよかった・・・。

 

今はただ、体力の限界を迎えて自分のことで頭がいっぱいのクマ子なのでした。

 

 


いきんで、いきんで、いきみまくって。

2020-01-22 | 私と夫の高齢出産からの育児日記
ついに、ついに我が子をお股から出す時が来ました‼️

鼻からスイカを出すような痛みとよく例えられるこの分娩の未知の世界。

この時点でクマ子は陣痛で余裕をなくし、のたうちまわりながらも、陣痛が引く一瞬の隙に水を飲んでばかり。


「そうそう!いいことよ!!出産の時の水は命水って言って、とっても重要なの」

助産師さんたちが水をのむたび褒めてくれます。
クマ子は本当に喉がカラカラだし陣痛は例えようのない痛みでもう死ぬーーー!!状態。


今までは「まだいきんじゃだめ!!!」と言われてましたが、ようやく助産師さんの掛け声と共にいきんで赤ちゃんを産む段階に入りました❣️


「はい、クマ子さん今いまいきんで!!」

と、言われるのですが、いきみ方がわからない、、、。


いきんでるつもりでもいきんでなかったようで、助産師さんがアドバイスをしてくれます。


「いきむっていうのは便を出す感じよ、ハイ、いきんで!ふーー!!」


言われたとおり「ふーーーー!!」と息を吐きながら目を瞑って力いっぱいいきみます。

便を出すように、、、、
便を出すように、、、、


ぬぬぬ、、、
でもでない。出したいのに出ない!!
出てこないーーー


「そうそう!それがいきむってこと!!あってるよ!!でも目は瞑っちゃダメ!目はあけたまま、お臍をのぞきこむように、ハイ、いきんで!!」


外で待ってた母にこれも後から聞いた話だと、隣で同時に分娩してた女性の部屋からも「目はあけたままいきんで!!」と助産師さんの声が聞こえてきたそうです。


目をあけたままの方が力がはいるのでしょうか。


「ハイ、次3回大きく深呼吸した後にいきむよ!1回2回3回、いきんでー!!!」


ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

便よ、でろーーーーーーーーーー!!!!
んんん〜!!!
こんなにいきんでるのに出ないーーー!!


もう、血管が切れそう、、、。
暑い、もう何回いきんでも出ないよ、暑いよ。誰か氷くれーーーと思っていたら


「暑いですか?うちわで仰ぎますね!」とクマ子の頭側にいるスタッフさんがうちわで仰ぎ始めてくれました。


もう一人頭側にスタッフさんが立ってて、その人も一生懸命「頑張ってください!もう赤ちゃんの頭が見えてますよ❣️」と実況中継してくれます。

「クマ子さんいくよ!深呼吸3回して!!1回2回3回、いきんでーーーー!!!」

ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
ぬぉおおおおおおおおおおおーーーー!!
出ろ出ろ出ろーーーーーーーーーー!!!


いきむたびに左右のバーを握りしめて上半身を起こし、お臍をのぞきこむようにいきむことを繰り返します。

するとお股側にいる助産師さんたちが先生を呼びました。


「先生!!!こっちの方がいきむのが上手いです!!産まれるのでお願いします!!!」


ということは隣で同時に分娩が始まった女性はまだまだかかりそうということなんだな。


ここで先生がやってきてクマ子のお股を見て一言。
「はやっ!!初産婦さんなのにいきむのが上手いからもう赤ちゃん出始めてるよ!よし準備して!!!」


突然慌ただしくなる分娩室。
クマ子はもう意識朦朧の中、ひたすら便を出すべくいきみまくってました。


赤ちゃんを産んでる感覚っていうのは全くなくて、本当にお腹を圧迫している得体のしれない大きな物体を出したい一心。


頭側にいるスタッフ2名も必死に応援してくれます。

熱気に包まれる分娩室。
「ハイ、いきんでーーーー!!!」


ふぬぬぬぬぬぬううううう!!!

「もう頭出るよ!!赤ちゃんも頑張ってるよ!!!いきんでぇーーーー!!!」


ぬおおおおおおおおおお!!


「先生!赤ちゃんの心拍が全く下がりません!!」
「ええ?!ほんとに?!この赤ちゃんすごい生命力だよ!!」

普通赤ちゃんが出てくる時は狭い産道を通るのでどうしても一時的に赤ちゃんの心拍が下がるそうです。


でもクマ子のベイビーはそんな気配もなく、心拍を保ったまま出てきているのでした。すごぜ、ベイビー。鉄の心臓を持ったベイビーだぜ。


ここで先生から赤ちゃんをだすために会陰切開をすると言われました。

膣から肛門に向かって少し切って赤ちゃんの出口を広げるわけです。


さあ、赤ちゃんとの対面までラストスパートです!