赤ちゃんを産んでからは待ったなしで始まるのが授乳とおむつ替えです。
この大仕事を母親初心者の私が今後数年にわたって務めるわけですが、これほどおっぱいをあげるのが重労働とは思ってもみませんでした。
お母さんがおっぱいをあげる姿って、はたから見ると赤ちゃんがおっぱいを飲み終えるのをただじーっと待っているだけに見えていたのですが。
えらくしんどい・・・
かなりの重労働です。
まず膝の上に赤ちゃんを横にして乗せておっぱいにのませることができません。ひざの上からだとおっぱいに赤ちゃんが届きませんから。
だから横抱きでだっこするなり授乳クッションを使って飲ませるのですが。
これがめっちゃくちゃ肩が凝るんです。
特に私は母親初心者。
抱っこさえもまだぎこちない状態。
だからこのおっぱいをあげる姿勢でさえも肩にめいいっぱい力がはいっちゃって。
そしておっぱいを吸わせている間は赤ちゃんの様子が気になって見ているので、クマ子はずーーーーっと下を向きっぱなし。
スマホでストレートネックになると世間では言われてますが、授乳の方が一発でストレートネックになりそうな気がします。
さらに生まれたての赤ちゃんは一回にたくさんのお乳をのめないので、1-2時間おきに泣いておっぱいを欲しがります。
これが堪えました・・
夜、全く寝られません。
我が子は1時間おきに泣くのです。それがおっぱいだったりおむつを替えてくれー!だったり。
クマ子がうつらうつらしかかったら「ぎゃーーー!!!!」と我が子が起こしてくれます
今は実家にいるので、日中はクマ子母に赤子を託して少しでも寝るようにしていますが、それでも産後2週間は心身ともにきつかった・・・
赤ちゃんがなんで泣くかもわからなかったし、自分は睡眠不足で体力の限界だったし、何より何より・・
お股が痛かった・・・
出産の時に会陰切開といって、赤ちゃんを出すために多くの妊婦さんがお股を切ります。
その縫い傷が痛くってたまりませんでした。
普通に座るのが痛いのに、赤ちゃんという重さのあるものを抱えて座っておっぱいをあげるという動作はもう地獄。
先輩ママである従妹からドーナツクッションをもらっていたので、まだましでしたが、それでも痛いんですよ、お股の傷は。
入院中は痛み止めを処方してもらっていたので痛いながらもまだ「薬があるから」と思うことで精神的に安心でしたが、退院後は薬なし。
クマ子は特に縫合傷の治りが遅かったので、一生この痛みを抱えて生きていくのでは・・・とさえ思ったぐらいです。
だって、トイレで用を足すことさえ怖かったぐらいですもの。特に産後当日と翌日のトイレは、すごく緊張しました。お腹に力入れて縫合が裂けても困るし、そもそも用を足すという動作が傷に響くし。
お股の傷が日常にこれほど影響を及ぼすとは夢にも思っていませんでした。
それでもお股の痛みがすこし和らぐ座り方を見つけて、その姿勢で授乳して頑張ったのすが・・・
結局今腰にきています。
後でわかったことですが、左右対称のカタチをしているはずの骨盤が、えらくずれていました。
助かったのは我が子はおっぱいを吸うのがうまかったこと。
がばっと大口を開けて乳輪全体と乳首をチューっと吸ってくれたので、乳首だけが吸われて切れて痛む、ということはありませんでした。
でも世間では乳首だけ吸われて、腫れあがって授乳が辛い・・・というお母さんがいると良く聞きます。
そうでなくても産後は乳房がパンパンに張ってゴリゴリに固くなって痛いのに、乳首が切れたらもう・・・。
たかが授乳。
されど授乳。
こんな思いをしてクマ子の母もクマ子を育ててくれたのね・・・。
クマ子母にまた感謝です。
育児は続くよ、どこまでも。
クマ子の眠れない夜は当分続きそうです