子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

怒る母。

2019-02-27 | 日記

家で仕事をしているとスマホの着信音がなりました。後出かけなおそうとそのまま出ないでいたら、なかなか鳴りやまない呼び出し音。

 

急ぎの要件かと思い仕方なくスマホを手に取ると実家の母からの着信でした。

 

「もしもしクマ子?いま電話で話できる??」

ちょっと興奮してる感じの母。私が少しなら大丈夫だよ、と言うと・・・

 

「聞いてよ――――!!!!」

 

母の怒り爆発!

 

聞けば来年度からeTAXで確定申告をしようと思い、母本人のeTAX用IDと父のID取得のため税務署に行ったそう。昨年9月末に立派で大きな封書で「ご家族代理人様でもID取得ができます」と通知がでかでかと来ていたので、てっきり母は父のIDも一緒に取得できると思い、必要書類をそろえて税務署に行ったそうですが・・・。

 

 

答えはNOOOOO。

 

 

E-TAX用IDは本人が来て確認をとらないと取得できないとのこと。

 

母としては納得いくわけない。なぜなら手元に税務署から送られてきたでかでかとした封書に「代理人でもID取得できますのでご利用ください」と通知されているのだから。

 

「こういう案内が昨年9月に届いているんですよ??それでだめとはどういうことですか?」

問い詰めると係の人は「お待ちください」。

 

 

わかる!このシーンがありありとクマ子の目に浮かびます。「お待ちください」。これ、役所の常套句。

 

 

結局3人の人に「お待ちください」と言われ、たらいまわしをされて待たされた挙句、帰ってきた言葉は

「実はその案内が間違えていまして、12月ごろに内容訂正のお葉書を一斉に送付しているのですが・・・・」

 

 

という回答。

 

母はとても几帳面なので郵便物もきっちり目を通し、要、不要を判断する人。その母がはがきは受け取ってないという。

 

「100歩譲って代理人様のID取得はできません、という訂正のはがきを送ったとしてもよ?9月にこんなご立派な大きな封筒で代理人取得できます!!!と案内しといて、訂正は小さなハガキ1枚で済ますなんて。どういうことよ!!!!!」

 

 

 

わかるわかる。

 

お役所ってなんで「決まりですので。」「ご通知しておりますが」とか言い訳のオンパレードなんだろう。なかなか申し訳ありません、とかちゃんとした謝罪の言葉がでてこない。

 

 

そもそも大々的に代理人のID取得を告知したその販促物代や郵送費は税金で払われているのに、それらが全部ミスインフォなうえ、訂正のハガキをちまちまだしているなんて・・・。

 

 

「ゆるせなーーーーい!!!!」

 

 

 

ここまで一気に話して母はようやくいつものマダムさを取り戻しました。

 

「誰かにこの怒りを今すぐ聞いて欲しくて。すっきりしたわ、ありがとう。」

 

 

そういって電話が切られました。

母ももうすぐ70歳。でもこの調子だとまだまだ元気そう。

元気なうちにクマ子の子供をだっこしてほしいなあ。

 


採卵後の夫の「ご飯は?」対策

2019-02-25 | 私と夫の妊活日記

3度目の採卵が終了しました!今回は術後の腹痛も酷くありません。ほっと一息、です。

 

朝11:30に受付を済ませていざベッドルームへ。前回採卵した時も土曜日で、その時は7人ぐらいベッドにいたのですが今回は私一人。

 

術後のおやつに選んだのは甘食2個入り☆昔母が家で良く甘食を焼いてくれていて、なんだか懐かしさから買ってしまいました。いつも通り更衣室でルームウェアに着替えを済ませて、手提げに次のものを詰め込みます。

 

・夫の精液

・おやつ

・500mlのジュース×2本

・夜用ナプキンをつけた生理ショーツ

・スマホ

・ハンカチ

 

ノーメイクでコンタクトは不可のためメガネスタイル。絶対知り合いには見られたくない姿で休養室のベッドルームに移ります。看護師さんが迎えにきてくれるまで横になってうとうと・・・。

 

12:00になると看護師さんが迎えに来てくれました。その看護師さんたちも髪をすべてヘアキャップにいれているスタイルなのに、皆さんとってもカワイイ・・・。自分のすっぴんヘアキャップスタイルがこっぱずかしくてなりません。

手術室にはいると台に乗って、手足を軽く縛られます。これは全身麻酔にかかっている間、無意識に動かないようにするためです。そして看護師さん、先生に何度もフルネームの確認をされ、手に点滴がつけられます。

 

天井のモニターを見ると卵巣の中に大きくなった私の卵ちゃんたちが映っています。

 

「クマ子さん、それではまず薬をいれていきますね、これはまだ麻酔ではありません。」

そう言われてから体中に寒気が。薬がはいってきたようです。この段階ではもちろんまだはっきり意識はあります。

 

「続いて麻酔をゆっくりいれていきますね~」

と言われてからすぐに口の中に広がる苦み。ああ、麻酔がはいってきた・・・なんて思っているうちに目の前にモザイクがかかったような状態になり、たぶん麻酔がはいって1分もかかっていないうちに意識を手放したと思います。

 

 

 

ハッと目が覚めたのは1時ごろ。ベッドの上で点滴がもうそろそろ終わりそうなところで看護師さんがきてくれました。看護師さんの前で飲み物をしっかり飲んで、麻酔がきれていることを確認してもらいます。

 

そしておまちかねのモグモグタイム。今日持ってきた甘食とチョコレート。お腹が空いてたからおいしく感じる~!甘食ってこんなにおいしかったっけ??なんだか急に母の作った甘食が食べたくなりました。

 

1時半ごろに起き上がっても平気になったので、ベルで看護師さんを呼んで休養室を後にしました。

更衣室で着替えて待合室で待っているとスマホに〇〇ルームへ入ってください、という連絡がはいったので、指示通りの部屋にはいり、今日の採卵数について説明を受けます。

 

結果は7個。まあ、いいでしょう、前回の1個より格段にレベルアップしています!

 

採卵の日の夜はとても体がだるいので、晩御飯を作る気にもなりません。ですので前日に作っておいたカレーとサラダの出番です。

 

どんなに体がだるくても「ご飯は?」と聞いてくるクマ吉に前回、前々回とイライラが最高潮に達したことを教訓に、今回は事前にカレーとサラダを作っておいたのです。

 

家についてご飯を炊いて、あとはカレーを温めるだけ。

 

だんだん要領よくなってる、私。

 

 

でも、こんなに体がだるい時ぐらい「ご飯は?」はやめて欲しい。クマ吉よ、君の夫として真の優しさのみせどころはスーパーで重い荷物を持ってくれる時じゃない、こういうときだぞ。

 

 


根本的な性教育改革を。

2019-02-22 | 日本の性教育について思うこと

先日とある経済番組でアメリカの投資家の1人が日本株に投資しない理由についてこう語っていた。

 

「ニッポンは少子化の影響がこれからでてくるとよんでいるからね。」

 

少子化ー。

国会の答弁でもよく聞く言葉です。今日本が最も直面している危機であることは間違いありません。政府も女性が子育てをしながら働きやすくなる環境を整えて・・・とかいうニュースも見ますが、クマ子は思うのです。

 

ならなぜ妊娠するか、という仕組みをもっと小学校、中学校の保健体育の授業でしっかり教えるべきじゃない??

 

 

確かに働きながら子育てできる環境の整備も必要です。昭和のように夫の稼ぎだけで生活できる時代は終わった今、夫婦共働きで将来に備えなくてはいけません。

 

だけど根本的な解決策にはなっていないような気がしてならないのです。

 

なぜか?

 

理由は誰でも不妊治療すればと40近くでも子供を産める、という誤解が晩婚化を促進しているから。私もその一人。人生100年と言われる今の時代、不妊治療で子供は授かる者とばかり思っていました。

 

 

ところが現実はそうじゃない。人生100年になろうが200年になろうが、それは老後の人生が伸びているだけであって生殖時期は昔からかわっていないのです。

 

赤ちゃんは男性の精子と女性の卵子が受精して初めて生まれます。精子は毎日男性の体内で作られているのでいつもフレッシュですが、卵子はそうじゃありません。

女性は生まれながらにして原始卵胞を持って生まれてきます。そしてその卵はおぎゃーっと生まれたその日から毎日数十個ずつなくなり、30代になるともともとの卵胞の2%しか残っていません。男性のように毎日体内で作ることができないのです。

 

ただ卵の保有数は人それぞれ。40代で卵がたくさん残っている人は高齢でも比較的妊娠しやすいし、クマ子みたいに30代にしてほぼゼロという人は望みは限りなく薄くなります。

 

それに妊娠の最適期は20代前半。それが30代になると卵子の老化は一気にすすみ、卵がたくさんあっても不良卵の数が多くなってくるのです。

 

不妊治療をすれば年間数百万はすぐふっとびます。精神的にも肉体的にも非常につらいです。

ならこんな思いをする前に産める時に産むことがベストだとクマ子は思うのです。

 

 

自分がどれぐらいの卵を今持っているを知るAMH(アンチミュラーホルモン)検査も今は確立されています。18歳ぐらいで女性は1度この検査を受ければ自分が早く妊娠した方がいいのか、多少時間はあるのか判断もできます。そうすればおのずと未来設計も漠然とでも変わってくるはずです。

 

ちゃんと小学校、中学校の保健体育の性の授業でこういったことをしっかり説明して、自分で自分の体を知る仕組みを国に作ってほしい。

 

そしてもう1つ。

性の授業だからといって、男性と女性を分ける必要はないと思うのです。

男性は女性の妊娠のしくみを知っておくべきだし、その逆もしかり。

 

小さい時からちゃんとそういうことを教えてもらえれば、男性は成人してもし奥さんが不妊治療をすることになっても、メンタル面で大きくサポートできるだろうし、女性も男性の性の性を知ることで、安易なセックスはしなくなると思うのです。

 

 

タブーじゃなくて性とちゃんと向き合える。

そんな日本の教育が今求められている気がしてなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


まさかの飲み忘れ。

2019-02-22 | 私と夫の妊活日記

採卵日が決まると2日前から大切なHCG注射とジクナロフェクNa徐放カプセルという薬などを処方されます。採卵を成功させるためにどれも大切なお薬。

 

この土曜日に3度目の採卵が決まったクマ子にも、看護師さんが詳しく予定表を指さしながらマンツーマンで説明をしてくれました。なのにクマ子は3度目、という慣れから「3回目だしもう全てわかってるよ」という思いも手伝ってしっかり聞いていませんでした。

 

そして2日前にあたる昨日、指示通りの時間に注射を打ち、「朝はジクナロフェクNa徐放カプセルとアジスロマイシン、セレキノンを朝飲むこと!」とメモを机に残して床についたのです。

 

そして今朝。

ジクナロフェクNa徐放カプセルとアジスロマイシン、セレキノンを忘れずに飲んで完璧!と思っていたのですが・・・・

 

 

ふと服用スケジュールをみると昨日の夜にもジクナロフェクNa徐放カプセルを飲まないといけないと書いてあるではないですか!!!!

やってしまった、やってしまった!!やっちまったあ~!!!!

 

慣れからくる思い違い。

2日前は注射を打つことだけ記憶に残ってて、ジクナロフェクNa徐放カプセルも飲まないといけないことをすっかり忘れていたのです。前回、前々回は目を皿のようにしてスケジュールを何度も確認して薬を飲んでいたのに、今回はさっとしか目を通していませんでした。しかも見てるつもりでちゃんと見てなかった。現にこうして飲み忘れてるんだから。

 

ああ、なんて馬鹿なクマ子・・・。

 

こういうことが起こらないようにクリニック側もこんなにきちっとしたスケジュール表を作ってくれて、説明をきっちり毎回してくださってるのに・・・。それを自分の不注意で粗相をしでかすなんて。

 

 

とにかく、この飲み忘れた薬をどうしたら良いかクリニックに聞かなくっちゃ!ジクロフェナクNa徐放カプセルは一般的には解熱鎮痛消炎剤として使われますが、不妊治療では採卵前に排卵してしまう確率を下げる薬として処方されます。

 

浅田レディースクリニック品川では採卵の2日前の夜、1日前の朝夕、そして採卵当日の朝に飲むもので、クマ子は1錠余らせたことになります。

 

どうしよう・・・

これで排卵してしまったら・・・。

 

 

そう思うといてもたってもいられずに、朝一でクリニックに電話をしました。

 

受付の方が先生に確認をしてくださるというので、折り返しの電話を待つこと10分。

ドキドキ・・・採卵中止とかになったらどうしよう・・・。

 

 

結局、2日前の飲み忘れは大きく影響はしないだろうから今日からきっちり飲んでください、という回答をクリニックからいただき、一件落着。

 

大きなことにならなくてよかったものの、採卵前や胚移植前の薬はとてもとても重要なもの。

何回目だからもうわかってる、という安直な気持ちが今までの努力を無にしてしまう事態を招いたかもしれないと思うと、今回の飲み忘れは深く反省。

 

これからは「慣れ」に慣れることなく毎回確認していきます。

 


ワガママな私。

2019-02-19 | 私と夫の妊活日記

ご主人が妊活に積極的な夫婦は素敵だなあと思いますが、ちょっと度がすぎてるな、、、。と思うことがありました。

それは1年前の今頃。クマ子はまだ不妊治療は本格的に始めてなくて、不妊専門の鍼灸医院に通っていた時のことです。

その医院にはベッドが4つほどあって、カーテンで仕切られています。ですから隣の患者さんが先生とどんな会話をしているか、どんな治療をしているかが筒抜けでした。

ある日、クマ子がベッドに横になって順番を待っていると隣から声が聞こえてきました。どうやら初診のご夫婦で来院されて奥様が針治療を受け、ご主人は横で見てる、という感じです。

やがて先生がそのご夫婦の診察ベッドにはいり問診を始めました。不妊治療で通っているクリニックはどこか、今まで人工授精、体外受精はしたか、など。

ふつう、この手の質問には妻側が答えるものだとばかり思い込んでいたクマ子。

次の瞬間度肝を抜かれました!

月から××クリニックに通ってます。体外受精には回挑戦しましたが、○○が原因でうまく受精できずでした。△△がいいと聞いて取り組んでいますがこれも効果なくて、、、、」

なんとご主人がまさかのマシンガン問診!思わず「お前が答えるんかい!!」とカーテン越しに突っ込みそうになりました。

奥様らしき声は一切聞こえてこず、話続けるご主人に先生がさりげなくカットイン。

「それでは奥様、診ていきますね」と先生が奥さんの触診を始めると同時にご主人は先生に質問ぜめ。それを軽くかわす先生。

どっちのスゴイ。しかしこれだけご主人が前のめりで治療に参加してくれるというのは、、、、私だったらちょっと嫌かも。鬱陶しい気がする。夫には一緒に妊活してほしいと散々このブログでも唱えてきましたが流石にここまでは、、、。なんてワガママなんだろう、私。"