先日、新聞を読んでいて目に飛び込んできた記事。
「2019年の出生数90万人割れほぼ確定」
何年も前から問題視されていた少子化が現実になってきました。
昭和のバブル時代とは違い、今は共働きでようやく子育てできるぐらいのお金を得ることができること。
そのために女性は仕事を優先して晩婚化が進み、結果子供ができにくくなること。
そういうことが言われますが、クマ子はそもそもの原因は「男女平等」の定義が違う働き方が浸透しているからでは?と思うのです。
女性の社会進出が進むにつれて、女性も男性と同等に働くー
この意味は勤務時間も休暇もすべて「男性と同等に働く」ということでしょう?
でもそれって本当の意味で男女平等ですか???とクマ子は問いたい。
女性がいなければこの世に子供は誕生しません。
どんなに精力に自信がある男性がいたとしても、産む女性がいなければその立派な精力はただの性欲で、日の目をみることがありません。
女性は赤ちゃんを産むにあたり、思春期から生理がスタートし、出血や生理痛、ホルモンバランスの乱れによる気分の低下などに毎月毎月耐えて閉経までを過ごします。
そして妊娠したら、今度はつわり、体の変化などによる不調に耐え、出産時は男性が絶えることのない痛みに耐えて出産します。
今アメリカで陣痛と出産の痛みを体験できる装置ができて、それを体験した男性はことごとく痛みで失神寸前に陥るそうです。
それぐらいの痛みを女性は乗り越えて出産するわけで、体にガタがきて当然です。
これだけの困難を乗り越えてなおかつ、「男性と同等量の勤務量と休暇」を求められるのは、それは本当の意味の男女平等ではないと思うのです。
「女性社員は面倒だ。すぐ体調悪くなったりして休んだりするし体力がないから無理はさせられないし・・・」
そういう男性にひとこと申したい。
生理がどれだけきついか、体験してから言ってみろ。
妊娠、出産がどれだけ女性の体力を奪うか、陣痛・出産体験装置でおのれが耐えれてから言ってみろ。
女性が男性にわかってもらえないこういう女性特有のカラダのことをもっと考慮した男女平等がもっと早い段階で成り立っていれば、女性だって結婚も出産もできる働き方になっていたと思えてならないのです。
性教育が遅れているせいか、どうも日本は男性の女性に対する社会的配慮が欠けている気がするんですよね。
それに体力だけが自慢で仕事ができず、だらだら残業して働く男性社員よりも、てきぱきと短時間で結果を出すような仕事をする女性社員の方が会社にとっても生産性は抜群に良いはず。
長時間労働が美徳、な時代は昭和で終わりました。
今は平成を飛び越え令和の時代。
これからは多様な働き方の中、短時間で結果の出せる労働が美徳になる時代です。
結婚したい女性を、
妊娠を望む女性を、
子育てをする女性を、
もっと男性が理解しサポートしてくれるような企業体質がこの令和の時代に普及しますように。