明日はいよいよ里帰り。前日のうちに食品、日用品の買い出しを終え夫への引継ぎ帳も完成!
明日は平日なので、クマ吉は休暇をとり実家まで同行してくれるので安心です☆
「ただいま~」
いつもより早めに帰宅をしてきたクマ吉。
どうやら彼も家のことについてきいておきたいことがあるらしく、夕食を食べる前に引継ぎを済ませることにしました。
食品、消耗品のストックの場所を伝え、書類関係の説明をして・・・。
ふんふん、と頷きながら聞くクマ吉。
ま、大人だしそもそも独身生活が長かった彼なので、身の回りのことは大丈夫でしょう!
と、いうことで夕飯をすまして、今晩は早めにお風呂にはいって寝ることにしました。
「クマ吉~、お風呂わいたよ。先にはいって。私洗い物済ませるから。」
と、食器を洗いながら声をかけると・・・・
「うん」
と言ったきりソファから動かないクマ吉。
特にテレビを観ている感じでもない。
「お風呂冷めるから。どうぞ。」
再度お風呂を促すと・・・・
「・・・・。
今日は赤ちゃんとクマ子と一緒にお風呂にはいる。」
という返事が。
なんと!
クマ吉は私と一緒にお風呂にはいりたい様子!
明日から来年2月まで離れるので、彼の寂しがりの癖がでてきたようです。
普通なら大の男が何言うてんねん、きも!!と思うところですが、そんな彼がちょっとかわいいと思ってしまうクマ子も我ながらどうかしてますな。
と言うわけで一緒に湯船につかることに。
大きくなったお腹をクマ吉がなでながら、赤ちゃんに話かけます。
「しばらくお父さんとは離れ離れですね。でも産まれたらすぐに会いにいきますよ。お父さんと一緒に遊びましょうねえ」
クマ吉に答えるようにポコポコと胎動を繰り返す赤ちゃん。
それを見ながら産まれる前から親子の絆はこうして深まっていくんだなあ、なんてしみじみ思うクマ子。
明日の帰省準備も終えて、就寝の時間。
「おやすみ~」
とクマ吉に声をかけて目をつむったとたん・・・・
く・・・・くるしい・・・・
それもそのはず。
クマ吉がクマ子に絡みついてきたではありませんか。
しかもそのまま寝息をたてているし・・・
「ねえ、ちょっと・・・私、寝にくいんだけど・・・」
そう訴えても「明日からしばらく離れ離れだもの。くっついとく」
と言ったきり離れる気配なし。
無理やりひっぺはがすのは可哀そうだしなあ・・・・
と、いうことでクマ吉にがんがらがじめにされてそのまま眠りについたクマ子でした。