おっぱいをごくごく飲む赤ちゃんの姿はなんと愛らしいんでしょう
おっぱいにむしゃぶりつく姿を見ては幸せ~な気分にひたっているクマ子です。
産まれたその日から、おっぱいを飲んだらウンチをするのが我が子、クマ太郎。
平均1日3回、ぶりっと気持ちよさそうにウンチをします。
ところが生後一か月過ぎたあたりから、ウンチがでなくなりました。
ウンチが思うようにでなくて苦しいのか、1日中「う~ん!!!!」と顔を真っ赤にして全身できばること十数回。
それでもウンチはでません。
「う~ん!!!」
きばってきばって足をバタバタさせてきばり続けて、最後は「え~ん!!!」と泣き出すように。
ちょうどこの頃、母乳に加えて粉ミルク「アイクレオ」を飲ませる量を増やした時期。
粉ミルクが合わないのかな・・・
夜。
クマ子が寝てる横で「う~ん!!!」とずーーーっときばってるクマ太郎。
やっぱり顔を真っ赤にして苦しそうにしています。その様子を見るだけでクマ子も辛くなってきて・・。
ウンチがつまって辛いよね、かわいそうに・・・。
助産師さんに教えてもらった便秘解消のマッサージ「の」の字マッサージをしてあげても、脚の運動をしてあげても、ウンチはでません。
そのうち「ぎゃーーーー!!!」と苦しそうに泣き始めるクマ太郎。
そこでクマ子は意を決して病院で教えてもらった肛門刺激をすることにしました。
肛門刺激は綿棒浣腸とも言われるもので、綿棒の先にベビーオイルをつけて、先端部分を赤ちゃんの肛門にそっと入れて肛門の中を刺激します。
肛門刺激はクマ太郎が産まれて3日目、1日ウンチ(その頃はまだ胎便と呼ばれる緑色のウンチでした)が出ないときに助産師さんがクマ太郎にしてくれた時にやり方を教えてもらっているので、クマ子もたぶんできるはず。
しかし赤ちゃんの肛門に綿棒の先端を突っ込むのはやはりとても勇気がいるもので・・・。
だめなクマ子、どうしても自分でする勇気が持てず、寝ていたクマ子母を起こしてやってもらうことに。
新しいオムツをクマ太郎のお尻の下にセットして、綿棒にベビーオイルをつけて・・・。
その綿棒を「ハイ」とクマ子母に渡しました。
「え??!私がするの?!!」
と驚くクマ子母。
無言でうなずくクマ子。
クマ子がまったく自分でする気がないのを悟ってか、クマ子母が仕方なくクマ太郎の肛門にそーっと綿棒の先端をいれました。
ぶぶっ
ぶぶぶぶぶぶっ
ぶぶぶっぶぶぶぶぶぶぶっっっ
「ひゃあああああ~」
叫び声と一緒にのけぞったクマ子母。
クマ太郎はウンチだけでなくガスもお腹にたまっていたのでしょう。
なんと爆音のおならと共に大量のウンチが四方八方に飛び散りました。
クマ子のメガネ、前髪にもウンチが・・・。
クマ太郎はお腹にたまっていたウンチとガスが抜けて恍惚の表情で天を仰いでいます。
それはそれは気持ち良さげな表情で。
ふとクマ子母をみるとウンチがついた綿棒を持ってのけぞったまま。
まるでギャグマンガのようなワンシーンがそこにありました。
こんなにウンチってとぶの?!!
クマ太郎の肛門からは数日間ためたウンチがとめどなく溢れでてくるわくるわ。
オムツがウンチの海。
お布団、毛布、その他部屋のあちこちにとんだウンチ。
その夜、すっきりしたクマ太郎はそのままスヤスヤ眠り、クマ子とクマ子母はウンチの後処理に追われるはめになりました。
赤ちゃんの便秘、恐るべし。
次回肛門刺激をする時は床一面に新聞紙をひいてからにしよう。
何事も勉強だ