西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

非行の手始め5、失ってきたもの

2010-05-12 08:26:19 | Weblog
テレビから懐かしのメロディーが聞こえてきました。さだまさしの「しょうろう流し」、つい口ずさんでしまいました。ノスタルジーとは別の「モノ悲しさ」。
(家内が再入院したせいでしょうか。)
同じ世代を生きてきた人にとって、あの時代の何もなかった自分たちを振り返り、そして原点へ帰って、今一度ふんどしを絞めて勇気を出し、前を行くのであります。
私は戦争体験者ではありません。「団塊の世代」、それでも戦後の貧しさは経験しております。

今どきの親(自分の子ども世代)は、豊かな、幸せな社会に育ってきたのでしょうか。
ですが、高度成長期の物質文明は、時と共に「失うもの」が非常に大きかったのではないでしょうか。
自分一人で大きくなってきたような錯覚をしています。そして独断専行で失敗することは山ほどあります。それを救って、補ってくれるのが社会であること学ぶこともなく、知ることもありません。
非行に走ってしまった子ども=被害者。
「道徳・秩序」、「忍耐・倹約」と云うと何となく古めかしい、臭く聞こえるかもしれませんが、基本的には「時間や約束」を守ることが社会のルールであることを教えてほしいのです。日常の生活の乱れはここから、きちっと「ケジメ」をつけること。