西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

非行少女は今

2011-09-29 08:14:27 | Weblog
ある少女からの☎。
もう彼女は、少女ではなく二十歳のお母さん。
非行少女の保護司を務め、期間満了と共に「個人情報」のために返却される資料。
その時点で私と少女の関係は消える。
しかし人のつながりはそんな単純なものではありません。
その後、彼(保護観察中は一緒になって協力してくれた)と籍を入れ、未だ親は承諾していないのですが、無事、男の子を授かり、皆で私に会いたいと連絡してくれた。

「かわいいでしょう、その子をあなたのように不幸にしてはいけないヨ」。
電話の向こうですすり泣き、いとおしそうな彼の声「かわいくて、仕方ない」。
 そこには、1年前に手を焼いた(親にも見放され、さみしさと空腹に耐えた)少女の悲壮な叫びはありません。
充実した、このひと時の為に私はやって来れたのではないか、この家族の平穏無事を祈っています。

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4 コメント

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Unknown (つる)
2011-09-29 19:16:44
今日はハードワークでヘトヘトです。またまた休憩なのでお邪魔しています。“虐待は連鎖する確率が高い”と世間一般では言われていますが…その女性はそんな親にはならない、と日々戦っているのかもしれません。本当に幸せになってくれると良いですね…
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連鎖 (西山 よしお)
2011-09-29 20:20:53
お疲れのところ申し訳ありません。
本当におっしゃる通り、その「連鎖」を心配しています。だから私はこの娘とは切れない「保護司」としての、勉強のつもりで観ていくつもりです。彼女もまだ完全には立ち直っていません。一番心配なことは、もちろん育児放棄することなんです。しかしながら、保護観察の期間からも外れていますので、余計なお節介かもしれないのです。それだけ、育児放棄・虐待は精神的な部分が大きく作用し、チョッとのことでは解決しません。
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Unknown (つる)
2011-10-01 19:39:44
お邪魔致します。電話で泣いていたのがとても気になりますね…しかしながら、最終的には彼女自身の問題で、自分で乗り越えるしか解決方法がないのではないでしょうか?孤独にしてもいけない、でも踏み込みすぎてもいけない…西山さんの立場としては心配で複雑なところですね。
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リストカット (西山 よしお)
2011-10-01 20:41:38
やはり乗り越えるだけの力や知恵が乏しいのが現実でしょう。少女の時から、乗り越えるだけの力が備わっていたら、非行(補導歴も数えきれない、同じ犯罪の繰り返し)からの軌道修正も出来た筈であり、これからもやっていけるのですが。
一人ぼっち(孤独)にされると、とんでもないことを考え、「リストカット」が彼女の代名詞。
自分の子どもでさえ、言う事を聞かないのに、ましてよその子は。「ムズカシイ」の一言。
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