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五十路男の独り言集。
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『ターミネーター:ニュー・フェイト』を観た ※ネタバレあり

2022年11月13日 22時11分50秒 | 映画/DVD

 

はい、ひっっっっっさしぶりの映画インプレッションです。いやあゲームにかまけてしばらく映画を観ていませんでした。故あって時間ができたのでちょっとドキドキしながら観ました。


メキシコの自動車工場で働くダニーは、未来からやってきたターミネーターに襲われる。同じく未来から送られたグレースに窮地を救われるが、その後も執拗にターミネーターがダニーを狙う。追い詰められた彼女の前に現れた一人の女性。ショットガンをまき散らしRPGを事もなげに撃つ彼女こそ、伝説のサラ・コナーだった…


一応、T1、T2の正統な続編ということらしく、T3、T4、ジェネシス、その他とは基本関係ないようです。

えっと、何やら監督が失敗だった的な発言をしたとかしないとか、公開後の盛り上がりがいまいちだった記憶があるのですが、ネットでも、何やら評価が低いようです。そうかなー…ワタクシ的には、最適解ではないでしょうが、アリ寄りのアリ(?)です。

さすがのアクションはケチをつけることもなく、CGの違和感もさほど気にすることなく、ダニーとグレースの女優さんの演技がちょっとアレでしたけどそれでも及第点は超えてると思いますし、話の流れも言うほどおかしくもないと思いますが、やっぱり、ジョン・コナーの扱いとか、ダニーが初めて戦うことを選ぶまでの葛藤とか、ダニーが狙われる真の理由を話すシーンとか、サラ・コナーに軍の協力者がいる理由とか、イマイチな部分はあると思います。

それはそれとして、なんと言ってもリンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツネッガーの再びの邂逅ですよ。二人ともいい感じで年とってるなー。さすがにアクションは体が重そうでしたが、それがむしろ年月を感じさせてくれるいいスパイスになっていたと思います。

 

ワタクシ的には、至る所に1st・2ndのオマージュがちりばめられていて、それが嬉しかったです。でも、1stのあの切迫感と悲壮感がワタクシの中でどうしても頭一つ抜きん出ていて、超えられないのです。

特に、1stはカイルとサラの二人だけで逃げて戦って、最後にはサラだけが荒野の道を進む、あのシーンで終わっています。続編ですし、脚本の構成上仕方ないのですが、シリーズが続く度に味方の数が増えたりアクションが派手すぎたりと、1stのヒリつき感が出せてないのです。それがいつも惜しいなあと思ってしまします。

あと、勝手に切なくなったのですが、シュワちゃんが最期に「I'll be back」をあえて言わず、それをサラ・コナーが黙して見送り、外装が剥がれて機械の体になったシュワちゃんを見て、

「ああ、もうターミネーターシリーズにシュワちゃんは戻ってこないんだ」
「リンダ・ハミルトンもそれをわかって見送ったんだな」

となんとなくわかってしまったのが、すごい切ないです。

ターミネーターシリーズの顔と言えば、やっぱりサングラスのシュワちゃんでしょうし、それを超えるアイコンを生み出すことができるとは、あまり思えません。チャレンジはしていたようですが、それができていれば、ニュー・フェイトにあの二人が出ることはなかったように思います。良くも悪くも、T1、T2のイメージが強い作品なのです。

そういう寂しさがあっても、この作品はワタクシ的には好きですね(´・ω・`)

 



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