人が二人います。
ひとり(仮に海彦)は海に潜って、
魚とか海藻をとるのが得意です。
もうひとり(仮に山彦)は、山で、
山菜とか木の実をとるのが得意です。
海彦は1万円持っていて、山彦から1万円で
山で穫れたものをゆずってもらいます。
山彦は手に入れた1万円で、
海彦から海産物を分けてもらいます。
この時、ふたりの収入は、1万円ずつで、
合計2万円になります。
これを1年間、毎日、続ければ、
それぞれ365万円を得ることになるので、
ふたりで合計730万円のお金を得たことになります。
でもふたりの間にあるのは1万円だけです。
つまり、世の中にどれだけお金があるかが問題ではなく、
どれだけ、流通させるかが景気の善し悪しになります。
お金をたくさん作って、世の中にばらまいても、
それがスムーズに流れないと、景気はよくならないわけです。
お金がどれだけあるか、ではなく、
どれだけ使われるかが問題なのです。
消費税10%とか言われてますが、購買意欲が下がるだけです。
逆に、消費税をぐっと下げて、消費行動をあおるべきです。
海彦、山彦には、ただ行ったり来たりするだけなので、
もうお金は必要ではありません。
それぞれの人がそれぞれの個性を発揮できる仕事をすれば、
やがてお金というものはなくなります。
お金のない理想的な社会というのは、
金持ちがお金を捨てることによって実現するのではなく、
すべての人が豊かになった時に実現するのです。
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
「僕のことを 夢見る奴というかもしれない
でも 夢を見てるのは僕だけじゃない」
(Imagine by Jhon Lennon より)
HP. http://noanoaai.com/ by NOANOA AIR / Akira Iwasaki