いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

音楽と幽霊 その1 ~幽霊とは○○だ!~

2016年06月06日 | 音楽講座

 

こういうタイトルを書くと、

 

「幽霊って本当にいるんですか?」

 

なんて聞いてくる人がでてくると思うんですが、

ハッキリと言っときます。

 

幽霊はいます。

 

っていうか、これだけ一般的になってる言葉なんですから、

いないっていう方が不自然じゃないでしょうか?

 

じゃあ、幽霊ってなんですか?って聴かれた時に、私はこう答えます。

 

 

「幽霊ってリバーブです」

 

 

突然、こんなことを言われても、

ほとんどの人は「?」がついて、

そのまま、何もなかったように仕事などに戻るでしょう。

 

そもそも、リバーブっていうものが、

音楽をやっていない人には、なじみのないことでしょう。

 

まずは、リバーブについてです。

  

 

楽器の音を良く聞かせるのに、

なくてはならないのがリバーブです。

 

リバーブというのは、残響です。

 

よくお風呂で歌を唄うとうまく聞こえる、と言いますよね。

最近のユニットバスではそうでもないでしょうか?

 

お風呂の壁に反射した音が複雑に絡み合って、

そんな効果を生み出します。

 

音楽(特にクラシック)を演奏するホールは、

そんな音の響きが計算されて作られています。

 

よく「ドームは音が悪いから」なんて聞くでしょう?

 

それは、ドームが音楽専用に設計されていないからです。

 

残響が深過ぎても、音の輪郭がぼやけたりして、

キレイな音に聞こえなかったりします。

 

 

楽器の音には、それだけ残響が大事なわけです。

 

(「音楽と幽霊」その2へつづく)

 

 

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