hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

高崎達磨譚4

2021-01-18 19:29:00 | reminisce
駅前に一台止まっていたタクシーを

他に譲って見送ったのちに、

次を待てどもすぐ来ない...


いいやいいや


ちょうど

風も強く吹いているし、

気候名物を体感しながら行くも一興...


達磨寺まで歩きましょ。




そうと決めたら歩く歩く歩く。

なごり雪の上にも人の気配、

自転車の轍と足跡と。



こちらに来るより、

あちらに向かって進む

足跡のほうが多いようよ。



陸橋の柱...チンアナゴみたい.♪・



まだ何も植わっていない田畑の端っこに、

綺麗すぎて造花のような大輪の生花...

薔薇が咲いていた。



鼻高町の

はなたか橋を渡りにゆけば、

金毛の鶴眉に亀髭ふっさふさな...


橋達磨さんだわこんにちは


白系種が

混じってるっぽいの、

おもしろい彩りの達磨さんね。


それにつけても高崎市、

このほか至る所どころいっぱいに

さまざまな達磨さんがおわすのでしょう。


お辞儀して合掌


渡りの

挨拶をして通る、

成就のあかつき願いの礼地。



名は体とでもいいましょうか。

散らばる白い石っころ、

氷り雪のようなのよ...


碓氷川


日々の

明け暮れを背景に、

生活感と溶けこみあって流れゆく...川景色。



軒をつらねた住宅の向こうには

南アルプスを思わせる

うつくしい雪山が...


ひときわ群を抜く。


観音山へ行くと

高崎白衣大観音様が

おわしゃるそうだけれど、


山の神


こちらは

白衣の山の神、

女山といってもよかろうか...


上州名物かかあ天下は絹を羽織って。



山々の尾根も、

吹きすさぶ空っ風も、

なんてくっきりキレの凄まじき...


鋭利な寒さよ身の震へる


だのに

五感は冴えざえて、

腕をひらき走りぬけたくなるの。


爽 爽 快 快 きもちいーい!


その瞬く間、

高らかな口笛は風の声...

凛として厳かな大音声とどろいた。

               (ダイオンジョウ)


√ ひゅーぅううーうーうーひゅーんんん


...ぁ...これ。

...これが...颪だ。

...吹きすさぶ颪の初音を...聴けたよ。


これよこの

颪を知りたいがために、

わざわざ寒風のなか歩いたのですもん...


\ 大 /


全身、

大の字になって

受けるよ吹かれぬくよ...颪!


\\ 大 //



*-*-*-*-*


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。