hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

丙午ばあちゃ

2020-11-24 17:44:00 | reminisce
ご供養として、
ここに掲載し直させて
いただきます...ご先祖様へ捧ぐ. .。+ °

*-*-*-*-*

お馬パカパカひっひーん。


この世を大往生して、
高天ヶ原の御殿へ
帰られましたる...


ばあちゃまは。


丙午yearに生ましめた、
salamanderなる
火の精なりや


なんて云へるくらいの。


烈火の気性よ、
それはそれは鮮やかな
丙午の女であらせられました。


かつては名主の血筋をも引く
乳母日傘のお嬢様ですもん、
女学校へは人力車。
( ※乳母日傘 = オンバヒガサ )


蝶よ花よと育てられ、

たにも
関わらずか
だからかなのか

好いた男と恋仲になりたもう。


明治の時代に
自由恋愛を貫くとはさ、
飛んでもなく翔んだ娘さんだったそな。


あゝ当世では、
まったく小耳にも
挟まなくなりましてよ。


駆け落ち


なる愛ある逃避行?
の末の既成の事後の事実婚へと
なだれこみ至れり...勘当されましてござい。


その後につづく
波乱に冨んだ生涯も、
キッチリ責を努め尽くし。


召されたばあちゃまの、かつて-。


情強の小粋な女傑。
そのような貴女様に
おかれましての宿命とは...


全十二支中の頂点


別称、
" 神馬の女 " とも
言い伝えらる丙午年のもとに。



身内筋から聞き及び、
しだいに知ることとなる
伝説的エピソードの数々は。


とにもかくにもどう書くにも...
憚られるゆえ憚りま。

… … …。

そぅね、
一行で書き表しませば。

頭突き一突き勝ちユニコーン

それが、
ばあちゃの印象だわ。


ひとたまりもないわよね、
お角が生えているんですもの。


でも. . .

*°
苦労も
笑い話なのよ
笑い話はね
たくさんあっても
いいの
°*

. . .と。


ほほえまれた晩の...
おだやかな面影は.....
夢だったの?現だったの?

… … …。

気勢と気丈さだけだった、
はずもないのよ…
ばあちゃ 。。。



よく
御寺さんの境内で、
考えを巡らせていたという生前の姿が...


一枚だけ写真に撮られて残っている。


瞑想に
静まる人のやうな
美しい寂を身に纏って...


足組まずの弥勒様かな似ていらしゃいます。


その…
アルカイックスマイルを
浮かべた穏やかな表情からは。


若かりし日々、
気持ちの振れ幅が
尋常でなかったなんて...

想像だにしづらいの。

… … …。

一緒に
過ごした日々はおろか、
実際お会いしたこともない...

だのになぜ?

なぜでしょうね、
うっすら思い起こせるのよ。


夢と現の
はざまで邂逅しましたる貴女様が、
心憶えの家に住みなしているのでございます。



今じゃ. . .わたしも。



御寺さんに
設えてあるベンチに
ちょくちょく座って物思うのよ。


*°
心をまとめたくなったら
御寺さんに行くのよ

境内の石段に腰掛けてもいいんだから

なぁんにも思いつかないなら
呆けるも良し

するとね・・・妙案を授かる
° *


全身内に
あまねく伝わる
ばあちゃの教えの、一。

うん。

オマケで
鳩ぽっぽに
囲まれちゃう時...あるんだけれどね。



・♪ . まぁめぇが ほっし、いっか . ♪・
. ♪・    センベイやぁるぅよぉお  ・♪ .

啄めるように、

グー!  ( 〃 ̄^ ̄ )o_☆. ∴・°

グー!   ° ・∴ .☆_o(  ̄^ ̄ 〃)

グー!  ( o〃_  _)o_☆. ∴・°

で、
こなごな砕いた、
アラレやオカキさ。

啄 ば ん で い た だ き た い

熱意を
拳にこめまして
粉っ砕いたしました、


アツアツ
おせんべ お食べ 、
鳩 ぽっ ぽっ ぽ . ♪・



「 .... (・ _ ・y) .....∴・° 」

はて、
なにか、
授かったかや 。。。?

「 ° ・∴..... (・ _ ・y) .....★ 」



三歩
歩いたら
忘れる私もイイ線でヤバい。


鳩 ぽっ ぽっ ぽ . ♪・



*-*-*-*-*

〜 LL p.p.s 〜

丙午ばあちゃは、
伴侶のおばあ様なのです。
親戚で集まる行事の折などに、

"こんなすごいばあさまがいたんだぜ"

まさに烈伝と言うにふさわしい、
激しく厳しくも気丈な一生を
聞かされたものでした。

そして感じとったのは...

このおばあさまは
今以て子孫たちから愛されつづけ...
その胸の内それぞれで生きているということ。

伴侶にとっては...

もうすっかり丸く優しくなった
ばあちゃんしか知らないのだそうで、
また非常に物知りであったともいいます。

そして私は...

夢枕に立たれた縁もあり、
こうして綴りに残すことで
手向けとさせていただきましょう...

合掌。



*-*-*-*-*


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