桜見月27日のこと-
薄曇りながら青空も広がる、
ままよい陽気お天気でしたね。
昼ひなかを過ぎてから
午後のお茶時間の頃合いに、
もよりの河川敷までお花見さんぽ...
所用を済まし家路をゆくまでの時間だけ、ね。
色づき具合もそれぞれに。
可憐らしう美しう・°
ここの桜木たちは、
まだまだうら若き少女。
天然樹ではない染井吉野ですから、
はたしてどこまで樹齢を重ねてゆけますやら。
のどけし平和。
桜を観ると、
こころふわふわ舞うように
軽く優しくなれるのですもの...
もうそれだけで桜の徳といえるでしょう。
齢五十を越えられようか、
今は桜の姫君たちよ。
楽しみにしてるよ。
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〜 LL p.p.s 〜
( 2017 / 4月星日の◇ryより )
紗がかる
空気に明けすけ透ける、
桜の貴女...貴女は...このはなさくら姫。
いとけなし桜の樹木
富士の懐に
鎮まる木花開耶姫と、
ふたつ姿が胸に重なり合わさりして...
女神の靈と桜貴女の命とが
ひとつ身おなじ身、
とけ合うたように観えもした...
いとけなし樹木このはなさくら。
かの姫は染井吉野
人手が
加えられて広まった、
語弊をおそれず言えば人工の木。
ゆえに
樹齢は長くなく、
人命と似て儚くも五十年余とか。
それでも
日本各地には齢百年を
越した吉野桜も在るそうですから...
願うの。
今年、
この場所で観た
うら若き桜の貴女が長じますよう。
そうして、
貫禄風格ともに具えた
美丈夫桜にいつかは成って。
おばあちゃんに
老いるまで生きた私へ
美事な桜木姿で天晴れ合格と咲いておくれ、
このはなさくら姫よ。
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