hyakunenseis◇ry ∞

リリカルに、コミカルに、フツーに、日常いろ色。

rrj・ハウステンボス記 / ギヤマンMus.10

2021-05-10 22:29:00 | rrj
それでは、
残りのボヘミアングラスを
撮っただけ全て陳列してゆきます・°
*-*-*-*-*
まずゴブレット群・°
これこそ琥珀、
こころ安らぐ暖かい...
オレンジがかる褐色ガラス。

銅黄着彩グラヴュール鹿文蓋付きゴブレット

夕つ方の太陽と
家々の窓から漏れる明かり、
そんなノスタルジックな風景が...

ほんわか記憶に瞬きだす

銅黄ガラスの輝きに導かれて、
あのせつなくなる黄昏れの
あったかい匂いすら...

鼻先を掠めてゆくよう。
なにぶんケータイ写真ゆえ
画像度がそれなりですけれども、
おおよそ鹿文の雰囲気をふんわりと・・・。
何かに似ている気がして気になり、
ひっくり返してみたらば...あら、
ランプ・°
蓋の縁を飾る
花びらのような細工が、
真逆に返したらフリルになったわ・°
ステムと花びら型のようなプレート。

そして、
ブランデーの飲みのこしが
ちょっぴり溜まったかのような...

まろやかに潤むカップ底のガラス層。
このゴブレットには年代表記がないの、
" flower scroll design "とある。
・・・花の渦巻図柄?
植物モチーフか。
茎と思しき金模様が
同じパターンで左右一対に
並んでいて...凝ったハート印に見えたな。

カップ下の図柄はぐるりと門扉のようだし・°
細かく面取りされているのか、
ガラス表面がギャザーを
たぐったようなのです。
蓋の部分。

端飾りでもあるツマミから縁にかけて、
すべてのパーツ至るところに金彩模様入り。
光りの加減で色が変化している
縁部分もステキでしょう...

黄色系の宝石を嵌めてでもいるみたい。
どっしり重厚なステムに線の細い花図柄プレート
こちら銅赤着彩の蓋付きゴブレット
楕円形の窓にはグラヴュール彫りの建物図

働いている様子なのだろうか?
議論しているのだろうか?
なんにせよ...

建物の周りに集い賑わう人々。

ガラス工芸に限らず、
庶民に題材をとった作品も
生みだされていたという1840年頃の作品...

このゴブレットの図柄もその反映でしょうか。
(※私の主観ですので確かではありません)
どのゴブレットの
ステムにも宝石型の飾りがついて、
プレートは花びら型が多い印象を受けたわ。
蓋部分のツマミ、
フィニアルというそうなの。
日本語で言うところの端飾り。

工芸品は余すところなく

それぞれに
細工が凝らされているから、
ここのパーツも見所のひとつかと。
いずれも宝石と見まがうほどよ。

琥珀めいた銅黄
ガーネットのような銅赤
ルチルを洗練させたような金彩

三つの
ゴブレットたちの
ガラスの綾...佳き見ものにして...

美事でした。

〜 LL p.p.s 〜
その他ボヘミアングラスたち。
くびれたガラス花瓶...きらめく青葉とオウム。
間口の広い壷...
といっても"vase"とありますから、
花瓶の扱いでよいのでしょう全面に植木図が。
酒器...デカンタ。
暗くて見えにくいけれど、
小粒パール状で埋まった箇所と
最も膨らんだ幅広い腰部分の文様に銀彩。

全体的には
徳利と似ながらも細部まで
複雑に組まれたフォルム...なにより...渋い!
年代ごとに多種多彩なボヘミアングラス群を
観ていた時間は密度が濃くて、
あっという間なのでした・°

なおMus◇ryは、
アウトプット完了するまで
さらにさらにつづくです ( .u_u. )
どうぞ写真だけでも
見流してやってくださいませ⌒°。


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