Private thing

人間五十年…と織田信長の様にダッシュで人生を駆け抜けるつもりだったが、先日51歳の誕生日を迎え、ここの所、すっかりスローダウン気味。12月が誕生日のせいで、今年の反省と来年の展望も同時にする事になる。まぁ、今年は割と最悪に近い状況だったので、51歳の一年間はより良いものにしたい。

誕生日をFacebookで非公表にした。僕は実は義理堅く、今年お世話になった方々の誕生日にはメッセージを添えてお祝いする。でも、いざ自分の誕生日となると、義理でメッセージがワンサカ送られてくると、それにも義理が生じて「返事書かなきゃ」となり、非常にウザったくなるのだ。折角の誕生日にそんな嫌な気分になりたくない。

非公表にした結果、全く誰からもメッセージは来なかった。寂しく感じるかも知れないと当初は思ったけど、これが何とも清々しい朝を迎えられたのだ。

その代わり、誕生日を覚えてくれてた古くからのファンの方や、生徒さん、妹からメールやプレゼントが届いた。ほんの数通だけだったけど、覚えてくれてた…というだけで感動だし、こちらも一人一人に丁寧な御礼が書ける。僕にとっては、これは人情であり義理ではない。誕生日の様なプライベートな事に義理ってのが入り込む事が、どうも僕には不愉快で居心地が悪いのだ。世の中、生きて行く上でそれが大切なのはよく知ってはいるけど。

誕生日でも仕事仲間にはそれと明かさず、普通にメールの遣り取りをした。考えたら、同年代のオッサンに「宮地、今日、誕生日だよな？おめでとう！」と言われるのも、「今日、オレ誕生日なんだ。祝ってくれない？」とこちらが言うのも、いい歳こいたオッサン同士でとっても気色悪いものである。（笑）

随分と長い間、Facebookのシキタリに従ったせいで、割と不愉快な誕生日を何度も迎えてたんだなと思った。本来はこうだったんだな…と、静かな誕生日を迎えられた事に喜びを感じた。あくまでも自分にとっては…である。なので他人様の誕生日には今後も僕はおめでとうのメッセージを送るだろう。

ただ、誕生日を非公表にしたお陰で、バースデー・ライブになる筈だったライブが、普通のライブとなり、えらい集客が悪くて、メンバーに多大なる迷惑を掛けた事は反省材料として残っている。（笑）